Study: Heavy Cell Phone Use Linked to Cancer
A new Israeli study suggested that heavy cell phone use may be associated with an increased risk of salivary gland cancer.
■チェック
!
・heavy use 頻繁な使用
・associate 〜 と関連づける
・salivary gland cancer 唾液腺ガン
■対訳
「研究:携帯電話の頻繁な使用がガンと関連」
携帯電話の頻繁な使用は唾液腺ガンの危険性増加と関連している可能性がある、とイスラエルの新研究が示唆した。
■訳出のポイント
heavy は 「重い」 という形容詞としておなじみですが、色々なニュアンスで使われます。
例えば、heavy news 「悲報」 のように 「深刻な」 「重大な」 という意味、あるいは heavy meal 「こってりとした食事」 のように 「胃に重い(たまる)」などです。
そして、今日の場合は少し特殊な言い方ですが、heavy use で「頻繁に使用すること」 の意味になります。
これは、たばこをとてもよく吸う愛煙家のことを heavy smoker と呼ぶことから考えると、分かりやすくなるかもしれません。
そこで、heavy cell phone use で 「携帯電話の頻繁な使用」 の意味になります。
ちなみに、「携帯電話」 は米国では cell phone がもっとも一般的ですが、英国系各国では mobile phone の方が日常的に使われます。
be associated with 〜 で 「 〜 と関連づけられる」 という表現です。
タイトルで使われている be linked to 〜 「 〜 に関連している」 も類似表現として頻出なので、あわせて確認しておきましょう。
increased は 動詞 increase 「増加する」 の過去分詞が形容詞化したものなので、「増加(増大)した」 → 「さらに高い(大きい)」 という意味。
ただし、実際に文中で〈 increased +名詞 〉という形で登場しているときはたいていの場合、「増加した 〜 」 ではなく 「 〜 の増加」 と訳した方が日本語として通りがよくなります。
今日の場合も increased risk で 「危険性の増加」 となります。
この研究では、唾液腺ガン患者500人と健康な人1300人を比較検討したところ、いつも顔の同じ側に持って携帯電話を毎日数時間使用している人は、唾液腺ガンになる危険性が50%高かった、ということです。
これまで、携帯電話使用とガン、とくに脳腫瘍との関連について、数多くの研究がなされてきましたが、「関連なし」との結果が大部分です。
■編集後記
以前、携帯電話の頻繁な使用は電磁波の影響によって、脳腫瘍、ガンを誘発する、って読んだことがあり、携帯電話に貼り付ける電磁波シートなんてのが一時流行ったことがありましたが今はどうなんでしょうね。。
高圧電線のすぐ近くに小学校があるのを見て、ヨーロッパから来た旅行客が驚いたという話を読んだことがありますが、本当のところ、どうなんでしょうね。
(裏)1日中、PCに向かってます。って毎日そうなのですが。。(笑)