Egyptian Pharaoh’s Tomb Discovered for the First Time in Over a Century
The burial site of King Thutmose II was discovered, marking the first pharaoh’s tomb found since Tutankhamun’s was uncovered in 1922, Egypt’s Ministry of Tourism and Antiquities announced on Tuesday.
■チェック
・Egypt (Egyptian) エジブト(エジプトの)
・pharaoh 【エジプト】ファラオ(王)
・tomb (=burial site) 墓
・discover (=uncover) ~を発見する
・century 100年間
・King Thutmose II 【エジプト】トトメス2世
・mark ~となる、~である
・Tutankhamun 【エジプト】ツタンカーメン(王)
・Ministry of Tourism and Antiquities 観光・考古省
■対訳
「エジプトでファラオの墓を発見、100年以上ぶり」
エジプト観光・考古省は火曜日、トトメス2世の墓が発見されたと発表した。ファラオの墓が確認されるのは、1922年にツタンカーメン王の墓が発見されて以来、初めてである。
■訳出のポイント
century は
「100年」「100年間」
を意味する名詞。
文脈によっては
「世紀」
に当たる語になります。
今日のタイトルでは
first time in over a century で
「100年以上で初めて」→「100年以上ぶり」
ということですね。
pharaoh は
古代エジプトの王を指す称号。
日本語でも
「ファラオ」
で浸透していますが、
「古代エジプトの王」
と訳される場合もあります。
tomb は
「墓」「墓穴」「霊廟」
と訳されますが、
我々のような一般人の墓というよりは、
“大きな(立派な)墓”
とりわけ
“王族、貴族など、あるいは歴史的に重要な人物の墓”
に使われます。
一方、普通の人々の墓に対して使われる単語は
grave
になります。
あわせて押さえておきましょう。
また、
burial site になると
ニュアンスが少し異なり、
「墓」というよりは
「埋葬場所」
という意味合いになります。
ただし、今日の記事では
同じ単語の繰り返しを避けるために、
tomb に置き換える形で使われているので、
あえて「墓」
と訳しています。
mark は、
英字新聞では
「ある出来事が歴史的な節目や変化を象徴する」
という意味でしばしば登場する動詞。
この場合、日本語では
「~となる」「~を示す」「~である」
と訳すのが適切か通例となっています。
そこで、
marking the first pharaoh’s tomb found since Tutankhamun’s was uncovered in 1922
の部分は
「1922年にツタンカーメン王の(墓)が発見されて以来、最初に確認されたファラオの墓となる」。
ここでは、Tutankhamun’s の後ろに
tomb が省略されているわけですね。
対訳では、
この部分を独立させて
「ファラオの墓が確認されるのは、1922年にツタンカーメン王の墓が発見されて以来、初めてのことである」
としています。
エジプト観光・考古省は2月18日、エジプト南部ルクソールで古代エジプト第18王朝(紀元前1550~同1295年ごろ)のファラオ・トトメス2世の墓を発掘したと発表。
古代エジプト王家の墓が見つかったのは、1922年に英考古学者ハワード・カーターが『黄金のマスク』で知られるツタンカーメン王の墓を発掘して以来、約100年ぶりだといいます。
■編集後記
考古学に関するテクノロジーの変化、例えばX線とかカメラ搭載の小型ロボット、3Dスキャンなどの進化によって、従来の発掘調査では発見されなかったものが見えてきているのかもしれませんね!トトメス2世と考えられるミイラは、すでに1881年、王家の墓地で発見されています。
藤沢市、ミスターマックス湘南藤沢店内にある勝木書店様Xで「おすすめ」されました!
ありがとうございます。
(裏)上野公園と不忍池の境にある五條天神社は、かつてはアメ横入口、ヨドバシカメラのあたりにありました。