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毎日1分!英字新聞 石田

原油価格が急騰、サウジ石油施設攻撃を受け

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Oil Prices Surge After Attack on Saudi Facilities

Oil prices hit their highest level since May after attacks on two Saudi Arabian oil facilities on Saturday disrupted the global crude supply.

■チェック

・(crude) oil price    原油
・surge    急騰する
・oil facility    石油(関連)施設
・disrupt    ~を混乱させる
・global crude supply   世界の原油供給

■対訳

「原油価格が急騰、サウジ石油施設攻撃を受け」

土曜日にサウジアラビアの石油施設2カ所が攻撃され、世界の原油供給量に混乱が生じたのを受け、原油価格が5月以来の高値水準となった。

■訳出のポイント

「石油」 は

petroleum oil (米国では coal oil とも)ですが、

oil だけでも 「石油」 の意味に使われます。

また、

採掘されたそのままの状態の石油は

crude oil 「原油」

と言います。

したがって

oil price というと

「石油価格」 ですが、

実際には、今日の記事のように

crude oil price 「原油価格」

を指して使われることも多いのです。

このあたりは文脈で判断することになるので、注意しましょう。

facility は

ある目的のための 「場所」 「建物」

を意味する名詞。

ここから、

(ある目的のための)「設備」 「施設」 「機関」

に当たる単語として幅広く使われます。

今日の場合は、

oil facility で

「石油(生産という目的のための)設備」 「石油(関連)施設」

ということですね。

disrupt はもともと

「~を分裂させる」 「崩壊させる」

という動詞。

交通、通信、活動などを 「中断させる」 「途絶させる」 「混乱させる」

という文脈でも頻出です。

ここでは

disrupted the global crude supply で

「(石油設備への攻撃が)世界の原油供給を混乱させた」 →

「(石油設備攻撃によって)世界の原油供給に混乱が生じた」

ということですね。

サウジアラビアの国営石油会社 「サウジアラムコ」 の石油施設2カ所が14日にドローンによる攻撃を受けました。

そして、イエメンの反政府武装組織 「フーシ」 から

「ドローン10機で攻撃した。今後も作戦を拡大する」

という犯行声明を出されています。

この攻撃により、サウジは生産施設の約半分を閉鎖し、1日の生産量がほぼ半減。

これは世界の原油供給量の5%以上にあたるということで、週明け16日の原油市場は急騰しました。

今回の被害からどの程度のスピードで生産量が回復するのか、注視したいところです。

■編集後記

このところ、”ドローン攻撃” が増えてきました。フーシ派は過去にも、サウジの標的をドローンやミサイルで攻撃していますが、今回は、精度も距離も過去とは次元が違うのだとか。。。ドローンはまさに両刃のつるぎ・・・平和利用のポテンシャルも高いですが、テロにとっても大きな武器になってしまいますね。

(裏)仙台に来ています。めちゃ暑く30度超えています。

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