Japan Declares Third State of Emergency
Japan declared its third state of emergency for the capital Tokyo and three western prefectures on Sunday as the nation struggles to contain a resurgence of coronavirus infections three months before Tokyo Olympics.
■チェック
・declare a state of emergency 緊急事態宣言を発令する
・capital 首都
・prefecture 【日本】県、府
・struggle 苦戦する
・contain ~を食い止める、封じ込める
・resurgence 復活、再燃 → (感染の)再拡大
■対訳
「日本、3度目の緊急事態宣言を発令」
3ヶ月後に東京オリンピックを控え、新型コロナウイルス感染再拡大の封じ込めに苦戦する日本は日曜日、首都東京と関西3府県を対象に3度目となる緊急事態宣言を発令した。
■訳出のポイント
declare a state of emergency は
「緊急事態宣言を発令する」。
今日の記事では
declare (its) third state of emergency なので
「3つ目の緊急事態宣言を発令する」 →
「3度目の緊急事態宣言を発令する」
ということですね。
capital は
「首都」 「首府」。
米国などの 「州都」、
日本の 「県庁所在地」
にも使われる単語です。
また、
「大文字」 「頭文字」 (=capital letter)や
「資本(金)」 「(株式)資産」
と言った意味にもなるので、あわせて確認しておきましょう。
今日の場合は、
主語が Japan の文章中で
the capital Tokyo なので
「(日本の)首都の東京」
となっています。
また、
three western prefectures の部分では、
western は
「西部の」 → 「関西の」 の意。
したがって、
「3つの関西の府県」 → 「関西の3府県」で
具体的には、大阪府、京都府、兵庫県のことを指しているわけですね。
contain の語源は
「持っている」 「握っている」
という意味のラテン語 continere。
ここから
容器などが「~を含む」 「~を持っている」 「~が入っている」
会場などが「~(という人数)を収容できる」
と言った意味の動詞となっています。
また、軍事用語では
敵を 「封じ込める」 「けん制する」 「せき止める」、
あるいは、災害、病気の発生などを 「抑制する」 「食い止める」
という意味でも使われます。
そして、
struggle to V は
「~するのに苦戦する」
という言い方なので、
struggles to contain a resurgence of coronavirus infections
の部分は
「新型コロナウイルス感染の再拡大を封じ込めるのに苦戦する」 →
「新型コロナウイルス感染再拡大の封じ込めに苦戦する」
となるわけです。
また、本文末尾の
three months before Tokyo Olympics は
直訳すると 「東京オリンピックの3ヶ月前に」。
対訳では
「東京オリンピックを3ヶ月後に控えて」
と意訳しています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が25日、東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に発令されました。
期間はゴールデンウイーク明けの5月11日までです。
2020年4月、2021年1月に続いて3度目の宣言発令。
政府は、これまでの飲食店などに絞った営業時間短縮要請という対策を変え、大型商業施設やテーマパークなどに広く休業を求め、人の流れを抑えることを目指すとしています。
菅首相も
「効果的な対策を短期間で集中して実施することでウイルスの勢いを押さえ込む」
と訴えましたが、果たしてその効果は・・・
■編集後記
浅草仲見世通りはいつもと変わらない人出だったとか。北区赤羽を車で通りかかったのでせんべろ飲み屋街を15時頃のぞいてみたら、普通に開けているお店、そこで飲んでる客が普通にいました。当然お酒出してました・・・3ヶ月後にオリンピック・・実感がわきません・・
(裏)気がつけば今週木曜日からGW。木曜日は昭和の日(昭和天皇の誕生日)