米、薬物依存症の治療で脳インプラントを試験

Brain Implants Being Tested to Treat Drug Addiction in US

Patients with severe opioid addiction are being given brain implants to reduce their cravings in the first trial of such a procedure in the United States.

■チェック

・brain implant   脳インプラント
・test   ~を試験する
・patient    患者
・opioid addiction    オピオイド依存症
・craving    (薬物への)渇望
・trial    試験
・procedure    (外科的)治療、手術

■対訳

「米、薬物依存症の治療で脳インプラントを試験」

米国で、重篤なオピオイド依存症患者に対して、薬物への渇望を軽減するために脳インプラントが行われた。この種の治療としては同国初の試験だという。

■訳出のポイント

名詞 implant は

「埋め込むもの」。

歯科の 「インプラント」 はよく知られていますが、

医学用語で、

臓器などの 「移植」や

心臓のペースメーカーなど、臓器内に 「埋め込むもの」

という意味でも使われる語です。

今日の場合は

brain implant で

「脳インプラント」。

具体的には脳細胞と同じくらいの微細な電極をを脳内に埋め込む、
ということのようです。

addiction は

薬物などへの 「依存(症)」 「中毒」。

drug addiction で 「薬物依存症」、

opioid addiction は 「オピオイド依存症」

ということです。

そして、patient は 「患者」 なので、

本文頭の

Patients with severe opioid addiction は

「重篤なオピオイド依存症をともなう患者たち」 →

「重篤なオピオイド依存症患者(たち)」

というわけですね。

crave は

「~を切望する」 「~を渇望する」

という動詞。

I crave a cigarette.

というと

「タバコを渇望する」 → 「タバコが吸いたくてたまらない」

という意味になります。

craving はこの crave の現在分詞が名詞化した語で、

「渇望」 「切望」 の意。

依存症の人が、薬物・アルコールなどが “欲しくてたまらない状態”

指す言葉としてもよく使われます。

procedure はもともと

「手順」 「手続き」

という名詞。

ここから、

外科的 「処置」 「手術」 「治療」

という意味でも用いられています。

今日の場合は

brain implant

「脳インプラント」という(外科的)治療を指しているわけですね。

この脳インプラントは

deep brain stimulation (DBS)「脳深部刺激」

と呼ばれるもので、

パーキンソン病、アルツハイマー病、てんかん、強迫神経症などの
治療としては、すでに

Food and Drug Administration 「米食品医薬品局」

の認可を受けており、

世界でおよそ18万人が脳インプラントを埋め込んでいるそうです。

今回は、薬物依存症治療のために脳インプラントを用いる、
初めての試験。

重篤なオピオイド依存症患者4人が対象となっています。

インプラントは心臓のペースメーカーのような働きをし、
微細な電流を流すことで、

患者の cravings 「抑えきれない薬物への欲求」

を軽減することが見込まれるといいます。

■編集後記

同様の脳インプラントによる電流刺激で、記憶力や学習能力を向上させることもできるそうで・・・まるで映画「マトリックス」のような世界です。ヘリコプターの操縦方法を脳に直接ダウンロードするみたいな。。こうなると倫理・道徳的問題にも関わってきそうですね。また、ハッカーが外部から脳インプラントを操作する可能性など。。。応用可能性も色々ある反面、直面する問題も多い分野かもしれません。

(裏)これから寒くなるそうです。寒暖差が激しくなります。風邪にご注意を!

無料メルマガに是非ご登録ください。 毎日メールで毎日1分!英字新聞が届きます(スマホ対応)。
【無料メルマガに是非ご登録ください。】
毎日メールで毎日1分!英字新聞が届きます(スマホ対応)。
メルマガ購読・解除
 
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク