“Silent Tsunami” Attacks Coasts of Tohoku District
“Silent Tsunami” over 30 m in run-up Height attacked the coasts of the Tohoku District in the event of the Great East Japan Earthquake on March 11th, 2011.
■チェック
・Silent Tsunami サイレント津波
・attack ~を襲う、~を攻撃する
・in the event of ~ ~発生時に
・run-up height 遡上高
■対訳
「”サイレント津波” が、東北地方沿岸部を襲う」
2011年3月11日の東日本大震災発生時、遡上高が30mを超える「サイレント津波」が東北地方沿岸部を襲った。
■訳出のポイント
attack は、「~を襲う」「~を攻撃する」という意味の動詞。
日本語でも、例えば恋愛の場面で、「アタックする」という言葉を使用しますが、
これを英語で I’ll attack him. なんて言ってしまうと、「彼を襲う」という意味になってしまいますので、ご注意を!
前置詞 over は、「~を越えて」という意味です。
本日のようにoverの後に数字がくる場合、基本的にはその数字は含めません。
over 5 なら、「5より大きい(多い)」となり、厳密にいえば、5は含めません。
5を含める場合は、5 and over のように表現します。
本日の場合も、
over 30 m なので、「30mを超える」と訳しています。
~mを超える高さは、over ~ m in height、higher than ~m、have a height larger than ~ m など様々に表現できます。
height や higher の個所にwidthや wider を置けば、~を超える(より広い) 幅、となります。
in the event of ~ は、「~の場合には」「~発生時に」という意味の表現です。
in the event of earthquake で「地震発生時に」となります。
別の表現では、in case of ~ もよく使われますので、合わせて覚えておくと良いと思います。
日付けは、米国式では、月 日 年の順序であらわし、英国式では、日 月 年の順序で表します。
例:2020 年 3 月 11 日
米国式 March 11th, 2020 2020の前にカンマを置きます。thは省略可能です。
カジュアル表現 3/11/2020
英国式 11th March 2020 th は、省略可能です。
カジュアル表現 3/11/2020
死者・行方不明者、関連死を含め2万2167人が犠牲となった東日本大震災から本日で9年が経ちました。
東北大震災で現地を襲った津波について、30メートル以上の巨大津波が集中した地域がありました。
それは、最大震度「7」の宮城県ではなく、震源から離れた宮古市の一帯で、震度は5弱から5強でした。
これまでの研究では、なぜ、揺れの激しかった宮城県よりも津波が高くなったのか、明らかになっていませんでしたが、最新の研究によって、大きな揺れを伴わずに津波が発生する、「サイレント津波」という現象が起きていた可能性がわかってきました。
専門家によれば、「揺れの長さ」に注意が必要だといいします。
東日本大震災や明治三陸津波では、「揺れは1分以上にわたって長く」続きました。
揺れが小さくても津波が起きることがあるということですから、いざという時の行動にどうつなげていくかが大切ですね。
■編集後記
311から9年。当時中3だった女の子が今年25歳、という知人の話を聞いて、この長くて短かったような歳月に思いを馳せます。僕らが安心安全だと思ってた、秩序ある世界が突如として荒唐無稽な姿になりました。今はコロナ騒動で例年に比べて、テレビでは東日本大震災の特集が少ないような気がしますがあの日をいつまでも覚えていて、常に備えておきましょう。
(裏)今年初の半袖ジョギング。めちゃ気持ち良かったです。