China, U.S. Leaders Hold In-Person Meeting
China’s leader Xi Jinping and U.S. President Joe Biden held their first face-to-face meeting Monday evening on the sidelines of the G20 summit in Bali, Indonesia.
■チェック
・leader(s) 指導者 → 首脳
・in-person (=face-to-face) meeting 直接会談、対面会談
・on the sidelines of ~の際に、~に合わせて
・G20 summit 主要20カ国・地域首脳会議
■対訳
「米中首脳が直接会談」
インドネシアのバリ島で開催の主要20カ国・地域首脳会議に合わせて、中国の習近平国家主席とジョー・バイデン米大統領は月曜夜、初の対面による首脳会談を行なった。
■訳出のポイント
leader は
「導く人」 「先導者」。
ここから、
「指導者」 「統率者」
一般を指して広く使われる名詞ですね。
英字新聞では、
各国の 「指導者」 → 大統領や首相などといった 「首脳」
という意味合いでしばしば登場するので、しっかり確認しておきましょう。
hold a meeting は
「会議を開く」 「会談を行う」
という言い方。
今日のタイトルでは、
in-person
「直接会う」 「対面の」
という形容詞が加わった形で、
hold (a) in-person meeting
「直接会談を行う」
となっています。
一方、本文では
face-to-face
「面と向かっての」 「対面での」
で置き換えられていますが、
held their first face-to-face meeting で
「初めての対面での会談を行なった」 →
「初の対面による(首脳)会談を行なった」
というわけです。
sideline はもともと
「側線」 「横線」 の意。
ここから、
地域や組織などの 「周辺部」 「傍観者的立場」 「サイドライン」
といったニュアンスでも用いられます。
今日の場合は
on the sidelines of ~ で
時間的に 「~に合わせて」 「~の際に」
という言い方になっています。
つまり
on the sidelines of the G20 summit で
「主要20カ国・地域首脳会議に合わせて」
ということですね。
G20 は
Group of Twenty の略。
G7 (Group for Seven)「(主要)7カ国」
(米国、英国、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)、
EU とロシア、
そして、新興国11カ国
(オーストラリア、アルゼンチン、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ)
を加えた、20カ国・地域から構成されています。
また、summit はもともと
「頂上」 「いただき」 「頂点」
を意味する名詞。
転じて
「首脳(陣)」 → 「首脳会議」「首脳会議」
という意味でも頻出の単語ですね。
G20に先立って、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席による初の直接会談が14日、インドネシアのバリ島で行われたニュース。
両首脳は、両国関係の改善意欲と対話を続けていく考えをアピールしました。
一方で、台湾をめぐる情勢、姿勢などではかなり強い調子でけん制しあった様子も伝えられています。
バイデン氏によると、
両者は
“very blunt with one another”
「お互いにとても単刀直入だった」。
習近平氏のスポークスマンによると、
会談は
“in-depth, candid and constructive”
「かなり掘り下げた、率直で前向きなものだった」
ということです。
■編集後記
今回の会談によって米中関係が一気に改善されるようなことはないでしょうが、両首脳が直接顔を突き合わせて率直な会話ができたとしたら、ボディブローのように今後ジワジワとその効果が出てくるのかもしれません。それを期待したいと思います。ただ、G20については、残念ながら成果が具体的な形で出てくるとは考えられない・・・ですね。
今日の動画
https://youtu.be/fIEp7iC5YLs
(裏)なんかセブンのおにぎり、食指が動くものが完全に消えました・・どうなってるのか・・・笑