毎日1分!英字新聞YouTubeチャンネルがスタートしました。今日の配信記事をその日にネイティブ音声で公開します。

音声の読み上げスピードはNormal, 120%, 150%と3段階。(150%は早口の世界)

これを繰り返し聞けば、1年後にはリスニング力が大幅に向上していることでしょう。今すぐ登録して毎日、リスニングの学習にご活用ください。では!

https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg

毎日1分!英字新聞 石田

日本円上昇、1ドル=130円下回る

Pocket

Japanese Yen Breaks below 130

The Japanese yen rose sharply and broke the symbolic 130-level against the US dollar at one time on Tuesday for the first time since June.

■チェック

・break (記録を)破る、更新する
・rise sharply 急上昇する、急騰する
・symbolic 象徴的な
・at one time 一時

■対訳

「日本円上昇、1ドル=130円下回る」

火曜日、日本円は米ドルに対して急上昇し、一時は象徴的な1ドル=130円水準を昨年6月以来初めて下回った。

■訳出のポイント

「こわす」 「割る」 「くだく」

などの意味でおなじみの動詞 break 。

今日の場合は

記録などを 「破る」 「更新する」

という意味で登場しています。

break の後ろに具体的な数字が来る場合は

「~(という数字)を更新する」 →

「~を上回る(下回る)」

という意味になります。

今日の記事の内容は、日本円(対米ドル)相場についてなので

タイトルでは

「日本円が130円(を下回る数字)を更新する」 →

「日本円が(上昇して)、130円以下となる」 →

「日本円が上昇して、(1ドル=)130円を下回る」

ということですね。

また、本文では

broke the symbolic 130-level against the US dollar

「米ドルに対して象徴的な130円水準を破った」 →

「象徴的な1ドル=130円水準を下回った」

となっています。

at one time は

「かつては」 「ある時には」

「一時は」

という言い方。

そこには

“現在はそうではない”

というニュアンスが含まれています。

英字新聞では、株価や為替関連の記事で、

“終値はそうではないが”

「一時期~をつけた」 「一時期~だった」

という文脈でしばしば登場する表現となっています。

本文末尾の

for the first time since June は

「6月以来初めて」。

since June の

June 「6月」 は、”(過去の)直近の6月” を指すので、

対訳ではわかりやすいように

「昨年6月以来初めて」

と訳しています。

1月3日の外国為替市場では日本円が米ドルに対して急上昇。
一時は1ドル=129円台半ばをつけて、去年6月以来約7ヶ月ぶりの円高水準となりました。

日銀が今月半ばの金融政策決定会合で、物価上昇率の見通しを上方修正し、金融緩和をさらに進めるとの観測が背景にあると思われます。

昨年10月には一時期1ドル=151円をつけるほどの円安でした。

その後、日銀が事実上の利上げを決めた12月20日には130.58円まで反発しましたが、年明け相場ではそれを上回る円高水準となったわけですね。

■編集後記

2023年、令和5年。謹んで新春の寿ぎを申し上げます。去年はウクライナ、コロナ、歴史的円安など明るい話題よりも暗い話題が多かった気がします。今年はより明るいニュースをたくさん取り上げられることを切に願いつつ・・・本年もよろしくお願いします。

2022年の記事をまとめ読み!  https://amzn.to/3uqtH1I

(裏)久しぶりに浅田次郎が読みたくなり「天切り松」を読んでますが、やはりハマります・・・

英字新聞の対訳と解説が毎日LINEで届く!毎日1分!英字新聞公式LINEにご登録ください

 

友だち追加

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連コンテンツ

 

この記事も読まれています



スポンサーリンク