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毎日1分!英字新聞 石田

WHO、人工甘味料の使用に対して警告

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WHO Warns Against Using Artificial Sweeteners

The World Health Organization warned that the use of artificial sweeteners does not help in losing weight and can produce undesirable health effects in its new guidelines.

■チェック

・warn 警告する
・artificial sweetener(s) 人工甘味料
・WHO (World Health Organization) 世界保健機関
・help in ~の役に立つ、助けになる
・losing weight 減量
・produce ~を引き起こす
・undesirable health effect 望ましくない健康への影響
・guideline(s) 指針、ガイドライン

■対訳

「WHO、人工甘味料の使用に対して警告」

世界保健機関は新しいガイドラインの中で、人工甘味料の使用は減量の助けにはならず、健康に望ましくない影響をおよぼす可能性がある、と警告した。

■訳出のポイント

warn は

「警告する」 「注意する」 「戒める」

という動詞。

warn against ~ で

「~に対して警告する」 「~に対して注意する」

になります。

また、【that 節】をとって

warn that … の形だと

「… だと警告する」 「… と注意する」

という表現になるわけです。

したがって、

今日のタイトルでは

warns against using artificial sweeteners で

「人工甘味料を使うことに対して警告する」 →

「人工甘味料の使用に対して警告」

となっています。

一方、本文では

warned の後ろには【that 節】が来ているので、

that 以下の内容を受けて

「…だと警告した」

ということですね。

その内容を具体的にみてみると・・・
以下の2つのことが述べられています。

1) the use of artificial sweeteners does not help in losing weight

help は

「手伝う」

の意味でおなじみの基本動詞ですが、

「~に役立つ」 「~を助ける」

という意味合いとしても頻出です。

ここでは、

help in ~ で

「~の役に立つ」 「~を助ける」

となっています。

したがって、

「人工甘味料の使用は減量の助けにはならない」

ということですね。

2) (the use of artificial sweeteners) can produce undesirable health effects

助動詞 can は

「~できる」

という【能力】を表す用法がもっとも一般的ですね。

ここでは、

「(時には)~しかねない」「~することもある」

「~するかもしれない」 → 「~する可能性がある」

という【可能性】を示す用法で使われているので
注意しましょう。

すなわち、

「(人工甘味料の使用は)健康に望ましくない影響をおよぼしかねない」 →

「人工甘味料の使用は)健康に望ましくない影響をおよぼす可能性がある」

となっています。

アスパルテームやステビアを含む人工甘味料はダイエット食品として多く販売されていますね。

今回 WHO は、

現在入手可能なエビデンスを検討したところ、

人工甘味料の使用は

“does not confer any long-term benefit in reducing body fat in adults or children.”

「成人でも子どもでも、長期的に体脂肪を減らすという長期的効果はみられない」、

そして、

人工甘味料の長期使用には

“increased risk of type 2 diabetes, cardiovascular diseases, and mortality in adults”

「成人における II型糖尿病、心臓血管疾患のリスク、および死亡率を増加させる」

などの

“potential undesirable effects”

「望ましくない影響の可能性」

がある、としています。

つまり、今回発表された新ガイドラインの中で、人工甘味料の使用に対して、かなり強い調子で警告を示した形となっています。

■編集後記

糖質ゼロと記載があるにもかかわらず甘い食品にはほとんど人工甘味料が使われているのではないでしょうか?さらに、コーラ、カルピスなど清涼飲料水、乳製品、醤油、味噌など幅広く使われてます。私達の生活で人工甘味料を完全に回避することは、ほぼ不可能に近いと思われます。

(裏)朝7時の時点でジョギングコースにある温度計24度、9時半で車の温度計は31度・・・

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