Brazil Declares Animal Health Emergency Over Avian Flu
Brazil, the world’s largest exporter of chicken meat, has declared a 180-day animal health emergency in response to its first-ever cases of avian influenza virus in wild birds.
■チェック
・declare (animal health) emergency (動物衛生)緊急事態を宣言する
・avian flu (=influenza) 鳥インフルエンザ
・exporter 輸出国
・in response to ~に対応して
・first-ever case(s) 初めての症例
・wild bird(s) 野鳥
■対訳
「ブラジルが動物衛生緊急事態宣言、鳥インフルで」
世界最大の鶏肉輸出国であるブラジルは、野鳥において国内初の鳥インフルエンザ感染例が見つかったのを受けて、180日間の動物衛生緊急事態を宣言した。
■訳出のポイント
declare (an) emergency は
「緊急事態(非常事態)を宣言する」
という言い方。
英字新聞でも頻出表現ですね。
今日の記事では
declare animal health emergency で
「動物衛生(に関する)緊急事態を宣言する」
となっています。
avian は
「鳥の」 「鳥類の」
という形容詞なので、
avian flu で
「鳥インフルエンザ」 です。
bird flu
とも言います。
また、
flu は
influenza の短縮形。
したがって、
本文中の
avian influenza、
および
bird influenza も
より正式な言い方として用いられます。
ただ、日常的には
flu の方が一般的に使われています。
response は
「返答」 「応答」 「反応」
を意味する名詞。
in response to ~ で
「~に対する反応において」 →
「~に応じて」 「~に対応して」
という意味になってます。
日本語では
「~に対応する形で」 「~を受けて」
という具合に訳すとしっくりくる場合が多い
表現ですね。
そこで、
本文後半の in response to … 以下は
「野鳥における、その(=ブラジルの)初めての鳥インフルエンザ(感染)症例に対応する形で」 →
「野鳥において(ブラジル)国内初の鳥インフルエンザ感染例が見つかったのを受けて」
となっています。
世界最大の鶏肉輸出量を誇るブラジルは22日、野鳥での抗病原性鳥インフルエンザ [H5N1型]の感染が確認されたとして、全土に180日間の動物衛生緊急事態を宣言しました。
同国での鳥インフル感染確認は初めてあり、家禽(かきん)での感染は見つかっていないということです。
日本でも鶏肉国内消費量全体の3~4割が輸入で、そのうち約7割がブラジル産だそうです。
また、国内での鳥インフル発生による加工用鶏卵不足から、今年3月以降は鶏卵もブラジルから輸入しています。
農水省によると、今後家禽での感染が確認された場合は、発生した州からの鶏肉・鶏卵の輸入を停止するとのこと。
今後の感染状況によっては、日本の鶏肉・鶏卵供給にも影響が出てくるかもしれませんね。
■編集後記
はるか遠い国ブラジルで起こっていることが、日本国民の食生活に影響を与える・・・食品流通が世界規模になっている時代ならではですね。もはや卵が物価の優等生と言われた時代は遠い昔の話・・となるのでしょうか・・
(裏)一人暮らしの大学生で家にテレビがない人が増えてるそうで・・・確かにどこを見ても大谷ばかりでさもありなんです。