Divorce Ceremonies Gain Popularity in Japan after Disaster
Ceremonies to celebrate divorces, in which couples smash their wedding rings with a hammer, have recently gained popularity in Japan. Experts say that the devastating earthquake and tsunami in March, plus the ongoing nuclear crisis have cause unhappy couples to re-evaluate their lives.
■チェック
!
・divorce ceremony 離婚式
・gain popularity 人気を得る、人気が増す
・devastating 壊滅的な
・ongoing 進行している、継続している
・re-evaluate 再評価する、見直す
■対訳
「日本、震災後に離婚式が人気に」
日本では近頃、結婚指輪をハンマーで壊し、離婚を祝う儀式が人気を得ている。
専門家によると、3月に発生した壊滅的な地震と津波、さらに現在も進行中の原発危機が、不幸な夫婦たちにとって自らの人生を見直すきっかけになっているという。
■訳出のポイント
popularity は、日本語にもなっている形容詞 popular 「ポピュラーな」 の名詞形で、「人気」 「評判」。
gain が 「得る」 「獲得する」 という動詞なので、gain popularity で「人気を得る」 「好評を博する」 という言い方です。
smash は 「粉砕する」 「壊す」 という動詞。
smash A with B で 「Bを用いてAを壊す」 「BでAを破壊する」 という言い方になります。
そこで、 smash their wedding rings with a hammer は「ハンマーで結婚指輪を壊す」 ということです。
cause は 「~を引き起こす」 「~原因となる」 という動詞。
今日は cause 人 to V 「人にVさせる」 の形で登場しています。
これを、第2文の
(the devastating earthquake and tsunami in March, plus the ongoing
nuclear crisis) have cause unhappy couples to re-evaluate their lives
の部分にあてはめると、( )の部分すべてが主語で、《人》にあたるのが unhappy couples で V が re-evaluate (their lives) です。
すなわち、直訳すると
「3月に発生した壊滅的な地震と津波、さらに現在も進行中の原発危機が、不幸な夫婦たちに自らの人生を再評価させている」。
そして、これをわかりやすい日本語に意訳すると
「3月に発生した壊滅的な地震と津波、さらに現在も進行中の原発危機が、不幸な夫婦たちにとって自らの人生を見直すきっかけになっている」
という対訳になるわけです。
離婚式プランナーの寺井広樹さんによると、これから離婚する夫婦あるいはすでに離婚した旧郎・旧婦を対象にしたサービスで、家族や友人の前で「再出発の決意」 を誓い合う前向きなセレモニーだそうです。
http://www.rikonshiki.com
離婚式では、仲人ならぬ “裂人” が立ち会い、参列者らは “ご終儀” とともに出席。
式の内容も、司会者による 「離婚に至った経緯の説明」 やら「旧郎・旧婦による挨拶」 「友人代表による挨拶(基本的には離婚経験者)」など、一般的な結婚披露宴に準ずる形になっています。
そして、「最後の共同作業」 として結婚指輪をハンマーで叩き割るという儀式がメイン。
寺井さんによると、3月の東日本大震災以降、離婚式に関する問い合わせが3倍に増えたということで、内外のメディアからも注目を浴びています。
■編集後記
離婚式。。
うちのスタッフは明日結婚式です。
僕は挨拶をしなくてはいけません。
話すことを全くなにも考えてません。
もうぶっつけ本番です(汗)
でも結婚式の挨拶って何度やっても緊張します。
けっこう人前で話すことは慣れてますけど(^^;
(裏)今日から全米女子オープンだったんだ。
雨で中断でした。