Family Sues Google, Says Maps App Led US Man over Collapsed Bridge to Death
The family of a North Carolina man, who died after falling from a collapsed bridge by following Google Maps’ directions, are suing the company.
■チェック
・sue ~を提訴する
・map app 地図アプリ
・lead (→led) ~ to death ~を死に導く
・collapsed bridge 崩壊した橋
・fall from ~から落ちる
・follow directions 指示(道案内)に従う
■対訳
「地図アプリで崩落した橋に道案内、死亡した米男性の遺族がグーグル提訴」
ノースカロライナ州の男性が、グーグルマップの案内に従って崩落した橋から転落して死亡し、遺族がグーグルを提訴している。
■訳出のポイント
sue は
「~を訴える」「~を告訴する」「~を提訴する」「~を相手に訴訟を起こす」
という動詞。
英字新聞でも頻出なので、しっかり確認しておきましょう。
lead はもともと
「導く」「案内する」
あるいは
「先導する」「率いる」
という動詞ですね。
そこで、
lead ~ to … で
「~を… に導く」→
「~を… に至らせる」「~を…(という状態)にする」
という意味合いになります。
今日のタイトルでは
lead ~ to death で
「~を死に導いた」→「~の死を招く」「~の死につながる」
という言い方になっています。
すなわち、
led US man over collapsed bridge to death
「米国人男性を、崩壊した橋を通って死にに導いた」→
「崩壊した橋に案内して、米国人男性の死を招いた」
ということですね。
follow は
「後について行く」「追いかける」「従う」
という動詞。
忠告、良心、方針、宗教、命令などに「従う」「ならう」
という意味合いでもよく使われます。
また、direction は
通例 directions と複数形で、
~せよ、といった「指示」「指図」「指令」「案内」
といった意味になります。
したがって
follow directions は
「指示に従う」の意。
following Google Maps’ directions
の部分は
「グーグルマップの(道)案内に従って」
ということですね。
米グーグルが提供する地図アプリ Google Maps の案内に従って米南部ノースカロライナ州で自動車を運転していた男性が、崩落した橋から転落し死亡したとして、遺族が訴訟を起こしたというニュースです。
昨年9月、他州から引っ越してきたばかりで地元に不案内だったこの男性は、グーグルマップに頼って夜暗い中車で帰宅途中に、崩落した橋から車ごと転落。
川で溺死しました。
橋は2013年に崩落したまま放置されていて、周辺に崩落を知らせる標識や安全柵などもなく、地元住民が何度かグーグルに危険性を訴えてましたが、同社は経路情報を更新しなかったとされます。
この訴えに対して、グーグルの広報担当は
“We have the deepest sympathies for the Paxson family”
“Our goal is to provide accurate routing information in Maps and we are reviewing this lawsuit.”
「パクソン家に対し心から哀悼の意を表します」
「我々が目指しているのは、地図上の正確な経路情報を提供することであり、本件に関しては調査中です」
と述べています。
■編集後記
グーグルマップでは、確かにギョッとするような道案内をされることがありますね。小さな脇道から信号なしで右折して幹線道路に合流するとか・・・ここで右折できたら、確かに早いけれど実際には不可能に近い・・・みたいな。。。今回の件、いくら、道案内に従うのは自己責任であるといっても、訴訟の対象になっても仕方ないかなと感じます。
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(裏)IT、AIで様々なものが便利になる反面、様々な判断能力を私達は失ってるのだなと感じます。