Austria to Scrap Daily Letter Deliveries
Australia Post will end daily letter deliveries as part of its postal reforms announced on Wednesday.
■チェック
・scrap ~を廃止する
・daily letter deliveries 毎日の手紙の配達
・Australia Post オーストラリア・ポスト(郵便公社)
・end【動詞】~をやめる、終了する
・as part of ~の一環として
・postal reforms 郵政改革
■対訳
「豪州、手紙の毎日配達を廃止へ」
オーストラリア・ポスト(郵便公社)が水曜日に郵政改革を発表し、その一環として、手紙の配達を毎日行うことをやめるという。
■訳出のポイント
scrap はもともと
好ましくない物質の「断片」「かけら」「破片」
を意味する名詞。
ここから、
再生処理される金属などの「くず」「スクラップ」
という意味でも頻出ですね。
そして、
「~をスクラップ(くず)にする」
「~を解体(廃棄)する」→
計画、制度などを「廃止する」
という動詞としてもしばしば使われます。
今日のタイトルでは
scrap daily letter deliveries で
「毎日(される)手紙の配達を廃止する」→
「手紙を毎日配達することをやめる」
となっています。
また、本文では
「~を終わらせる」「~をやめる」
という動詞 end を用いて、
will end daily letter deliveries
と言い換えられていますが、
意味的には
「毎日の手紙配達をやめる」→
「手紙を毎日配達することをやめる」
ということですね。
本文後半の
as part of its postal reforms
announced on Wednesday
の部分は
「水曜日に発表された郵政改革の一環として」。
本文全体でみると、
「水曜日に発表された郵政改革の一環として、オーストラリア・ポストは毎日の手紙配達をやめる」。
対訳では、
「オーストラリア・ポストが水曜日に郵政改革を発表し、その一環として、手紙の配達を毎日行うことをやめる」
としています。
オーストラリア政府は12月6日、国有郵便公社であるオーストラリア・ポストの経営悪化に対する措置として、郵政改革を打ち出しました。
そして、その改革の一環として、現在平日は毎日行われている手紙の配達を一日おきに減らすといいます。
豪州郵便公社では、2008年には1世帯あたり平均8.5通/週の手紙を配達していましたが、電子メールやオンライン決済などの普及により2022年には2.4通に減少し、2023年には1通を下回る見込みだそうです。
同社の手紙事業は、2022年上半期に1億8900万豪ドル(約170億円)の赤字を計上したということです。
デジタル化が進み、手紙の利用が激減しているのは、おそらく世界共通の社会現象ですね。
日本でも類似の措置がとられるのは、時間の問題かも知れません。。。
■編集後記
当然ながら、日本でも手紙の配達数は激減しているようです。今年7月に公表されたデータによると、全国に17万5000余ある郵便ポストのうち、1日平均の投函数が1枚以下のポストが4分の1あるという・・・・それでも、全ポストは毎日必ずチェックされるそうです。
郵便事業として法律で定められているため・・・これでは収益があがるはずはないですね。。。
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↑「愛は勝つ」の故KANさんが2023年版を8週間で(トイレの中のみで)読んだそうです。
(裏)お昼くらいか晴れ上がり、母と土手を散歩してきました。1.7kmを1時間かけて・・