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毎日1分!英字新聞 石田

中国、2060年までにCO2排出量実質ゼロを目指す

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China Aims for Carbon Neutrality by 2060

China will reach carbon neutrality by 2060, President Xi Jinping said at the UN general assembly.

■チェック

・aim for      ~を目指す
・carbon neutrality    カーボンニュートラルであること
・President Xi Jinping    【中国】習近平国家主席
・UN general assembly    国連総会

■対訳

「中国、2060年までにCO2排出量実質ゼロを目指す」

中国の習近平国家首席が、2060年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを達成する、と国連総会で述べた。

■訳出のポイント

aim はもともと

銃などで 「ねらう」 「ねらって撃とうとする」

という動詞。

ここから、

「~を目指す」「~を目指して努力する」

という意味合いでも使われるます。

その場合は

aim for ~

あるいは

aim at ~

という形が一般的となっています。

carbon neutral は環境化学用語で、

「カーボンニュートラル」 「炭素中立」。

“何かを生産したり、一連の人為的活動を行う際に、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同量である”

という概念です。

日本では、

「二酸化炭素の排出量が実質ゼロである」

という表現が一般的ですが、意味的には同じですね。

carbon neutrality は

上述の carbon neutral の名詞形なので、

「カーボンニュートラルであること」 →

「二酸化炭素の排出量が実質ゼロであること」

という意味になるわけです。

したがって、

タイトルの

aims for carbon neutrality は

「二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す」

ということです。

また、本文の

reach carbon neutrality は

「カーボンニュートラルを達成する」 →

「二酸化炭素の排出量実質ゼロを達成する」

となっていますね。

中国の習近平国家主席は22日、国連総会の一般討論でビデオ演説を行いました。

その中で、二酸化炭素排出量(=CO2)を2030年までに減少に転じさせ、2060年までにはCO2排出量と吸収(除去)量を差し引きゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを表明した、というニュースです。

目下中国は世界最大のCO2排出国で、世界全体の排出量の28%を占めています。

米中関係は緊張が続き、欧州でも香港への対応などを巡り、中国との距離を置く構えが強まる中での、習首席のこの発言。

欧州諸国が環境問題に強い関心を持つことを踏まえた上で、秋波を送っているとも解釈できるでしょう。

■編集後記

目標達成を40年後に据えているのでどこまで現実的な対策が施されるか全く見えてこないですね。地球温暖化防止活動センターのレポートによれば「日本は、世界全体の二酸化炭素排出量の約3.4%を排出しており、国別では、中国、アメリカ、インド、ロシアに次いで世界で5番目に多く二酸化炭素を排出しています」とのこと・・・

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(裏)台風が停滞していてどんよりと空は曇って、気温は低く風が強いですね・・・

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