Japan’s Probe Makes Lunar Landing
Japan successfully landed an unmanned probe on the lunar surface Saturday, becoming the fifth country in history to achieve the feat.
■チェック
・(unmanned) probe (無人)探査機
・make (a) lunar landing月面着陸を果たす
・successfully + V~することに成功する
・land 【動詞】~を着陸させる
・lunar surface 月面
・achieve the feat 快挙を達成する
■対訳
「日本の探査機、月面着陸成功」
土曜日に日本が無人探査機の月面着陸に成功し、史上5ヶ国目の快挙達成となった。
■訳出のポイント
land はもともと
海に対する「陸」「陸地」
あるいは「土地」「地面」
といった意味の名詞ですね。
ここから
「上陸する」「着陸する」
という自動詞、
および
「~を上陸させる」「~を着陸させる」
という他動詞
としてもよく使われます。
landing は
この動詞 land の現在分詞が名詞化した語で
「上陸(すること、させること)」「着陸」
の意味にななっています。
そして、今日のタイトルでは
make a landing
「上陸(着陸)をする」「上陸(着陸)を果たす」
という言い方を用いて、
makes (a) lunar landing で
「月着陸をする」「月面着陸を果たす」
となっています。
一方、本文の前半部分は
自動詞 land を用いて
「土曜日に、日本が無人探査機を月面上に着陸させることに成功した」→
「土曜日に、日本が無人探査機の月面着陸に成功した」
ということですね。
feat の語源は
「行為」「なされたこと」「功績」を意味するラテン語 factum。
ここから
「偉業」「功績」「きわだった行い」「手柄」「快挙」
という意味の名詞です。
achieve a feat で
「偉業を成し遂げる」「手柄を立てる」「快挙を達成する」
といった表現になるわけです。
本文後半
becoming the fifth country in history to achieve the feat
の部分は
「その快挙(=月面着陸成功)を達成する史上5番目の国になった」→
「史上5ヶ国目となる快挙を成し遂げた」
ということですね。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日未明、小型無人探査機「SLIM」が同日午前0時20分、月面に着陸したと発表。
月面着陸成功は日本初で、旧ソ連、米国、中国、インドについて史上5ヶ国目となりました。
しかし、着陸後に太陽電池が機能しておらず、バッテリーに頼る状況に陥ったということです。
データなどは正常に送受信でき、搭載していた
rover 「小型探査車」
も無事に投下できたことから、
JAXA は
「成功と考えている」
との見解です。
また、SLIM の大きな目的である
誤差100メートル程度の
pinpoint landing 「ピンポイント着陸」
の技術実証については、着陸精度の確認は約1ヶ月かかる見込みだといいます。
■編集後記
月面着陸成功、まずはよかったです。ただし、太陽電池が機能せずバッテリーは着陸後数時間しかもたないという残念な展開も・・・その後は続報も出ていないので、太陽電池は動かないままで、搭載バッテリーも切れてしまった状態だと推測されます。月面に投下した探査車からはデータ、映像送信が継続していることを願います。今ひとつパッとしない日本の宇宙開発ですが、独自路線で頑張って欲しいですね。
毎日1分!英字新聞の一部音声はアプリでスマホで聞くことができます!
https://www.shodensha.co.jp/download/eiji2024/
↑ページ後半の「スマートフォンで音声を聴く場合」のところです!
(裏)名古屋。帰り、新幹線の弁当がいまいちだなー・・・