Paris Olympics: Japan Wins Men’s Team Gymnastics Gold
Japan won its eighth Olympic men’s gymnastics team gold in Paris, beating arch-rivals China who stumbled with victory within their grasp.
■チェック
・men’s team gymnastics 体操の男子団体
・gold (medal) 金メダル
・arch-rival 最大のライバル
・stumble ミス(失敗)をする
・within one’s grasp 手の届くところにある
■対訳
「パリ五輪:体操男子団体で日本が金」
パリオリンピックの体操男子団体で日本が、勝利目前でミスをした最大のライバル・中国に勝ち、8度目となる五輪金メダルを獲得した。
■訳出のポイント
gymnastic は
「体操の」「体育の」
という形容詞。
その語尾に
学科としての「…学」「…術」
あるいは
「活動」「特性」「現象」
という名詞を作る接尾辞 -ics
がついた
gymnastics は
競技としての「体操」「器械体操」
あるいは
学科としての「体育」「体操」
を指します。
今日の場合は
men’s team gymnastics で
オリンピック競技の種目、
「体操の男子団体」
ということですね。
arch は
建築用語で、
橋や建物の「アーチ」「門」「縁門」
という名詞としてよく知られていますが、
スペルも発音も同じ別単語で
「主要な」「第一の」
という意味の形容詞でもあります。
この場合、
archenemy (= arch-enemy)
「第一の敵」「主敵」「大敵」
のように、
複合語として使われるのが一般的です。
今日の場合は
arch-rival で
「第一のライバル」「最大のライバル」「好敵手」
となっていますね。
stumble は
「つまずく」「よろける」
という動詞で、
「とちる」「間違える」「ミスする」「失敗する」
といった意味合いでもよく使われます。
grasp はもともと
手でしっかりと「つかむ」「握る」
という動詞。
機会などを「つかむ」「とらえる」
という意味合いでもよく使われます。
今日の場合は
「つかむことあ」「握ること」→「(手の)届く距離」
という名詞として登場しています。
within one’s grasp で
「手の届く距離にある」
という言い方になります。
すなわち、
with victory within their grasp
の部分は
「勝利が手に届く距離にあるという状況で」。
これらを踏まえると、
本文後半の
beating arch-rivals China… 以下は
「勝利が手に届く距離にあるという状況でミスをした最大のライバル・中国に勝って」→
「勝利目前でミスをした最大のライバル・中国に勝って」
というわけですね。
パリ五輪、体操の男子団体で日本が金メダルを獲得したニュース。
日本のこの種目での金メダルは、リオデジャネイロ大会以来の2大会ぶりで、通算8度目です。
最終種目の鉄棒でそれまでトップに立っていた中国は、2番手の選手が2度落下するという番狂せがありました。
それまで2位につけていた日本は、3人全員がノーミス演技で、逆転大勝利となりました。
■編集後記
中国選手のまさかのミスに助けられたのは確かですが、それをモノにし奇跡の大逆転を見せたのは日本選手たちの実力・精神力の賜物でしょう。。それにしても、最後まで何があるのかわからないのがオリンピックの恐ろしさであり醍醐味でもありますね。
(裏)サッカー見たかったですがさすがに朝4時は時間があいません。