Starbucks New CEO Under Fire for 1,000-mile Private-Jet Commute
Brian Niccol, who was recently named CEO of Starbucks, has come under fire after it was revealed he will commute almost 1,000 miles (1,600 km) from his home in Newport Beach, California, to the company’s headquarters in Seattle on a private corporate jet.
■チェック
・(come) under fire 攻撃(非難)の的になる
・private (corporate) jet ビジネス自家用機
・commute 通勤(する)
・be named ~に任命される
・reveal ~を明らかにする
・headquarters本社
■対訳
「スターバックスの新 CEO に批判、専用機で1600キロ通勤」
先ごろスターバックスの CEO(最高経営者)に任命されたブライアン・ニコル氏が、カリフォルニア州ニューポートビーチの自宅から1000マイル(約1600キロ)近く離れたシアトル本社までビジネス自家用機で通勤することが明らかになり、非難の的となっている。
■訳出のポイント
「火」「炎」の意味でおなじみの名詞
fire は、
銃弾などの「発射」「発砲」「射撃」
質問、抗議などの「集中攻撃」→「非難」「批判」
といった意味でもよく使われます。
そこで、
(be) under fire は
「批判をされた」「批判を受けて」、
come under fire だと
「批判を浴びる」「非難の的となる」
という言い方になるわけです。
commute は
「毎日通う」→ 「通勤する」「通学する」
という動詞、
および
「通勤」「通学」
という名詞になっています。
タイトルでは
1,000-mile Private-Jet Commute で
「1000マイル(=1600キロ)の自家用機(による)通勤」
ということですね。
一方、本文では
he will commute almost 1,000 miles (1,600 km) from his home in Newport Beach, California, to the company’s headquarters in Seattle on a private corporate jet
「彼(= 新CEO のブライアン・ニコル氏)がカリフォルニア州ニューポートビーチの自宅からシアトルの本社まで、ビジネス自家用機でほぼ1000マイル(約1600キロ)を通勤する」→
となっています。
コーヒーチェーン最大手のスターバックスの新 CEO に就任したブライアン・ニコル氏。
160万ドル(約2億3400万円)の基本年収に加え、360万~720万ドルの年末ボーナス、年間2300万ドル規模の株式補償など、破格の待遇が話題になっています。
そんな中で、シアトル本社に常駐せず、ニコル氏にはカリフォルニア州の自宅から通勤できるように専用のビジネス機が提供されることも明らかになりました。
スターバックスは昨年初頭からテレワーク社員が少なくとも週3日はオフィスに出勤する “ハイブリッド勤務”が採用されているそうです。
ニコル氏についても、ニューポートビーチ自宅でのテレワークと週3日以上のシアトルへの通勤を組み合わせた形になるということで、600キロの通勤のためには会社側が専用ジェット機を提供するというわけです。
ただし、この異例の特典については、気候変動への影響や環境に優しい事業を前面に出しているスターバックスの企業イメージに矛盾するとして、非難の声があがっています。
米政策研究所によると、自家用機が資料する燃料は商業機に比べると非常に少ないものの、輸送人数が極端に限られるため、1乗客マイル1当たりび消費量は商業機の10倍以上になるということです。
■編集後記
米国のトップアスリート、儲かってる企業のエグゼクティブはプライベートジェットがもはや「足」になっているという感覚があります。ゴルフの松山英樹選手も会場の移動はプライベートジェットですし。。しかし、確かに環境にやさしい企業イメージを打ち出す会社のトップとしては非難を浴びても仕方ないでしょうね。。
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