Japan’s Prince Hisahito Marks Coming-of-Age Ceremony
Prince Hisahito of Japan, the nephew of Emperor Naruhito and second in line to the throne, took part in a solemn coming-of-age ceremony at the Imperial Palace on Saturday.
■チェック
・Prince Hisahito【日本】悠仁親王
・mark ~を迎える
・coming-of-age ceremony「成年式」
・nephew 甥
・Emperor Naruhito【日本】徳仁 → 天皇(陛下)
・_th in line to the throne皇位継承権順位_位
・take part in ~に参加する → ~に臨む
・solemn厳かな
・Imperial Palace 皇居
■対訳
「悠仁親王、『成年式』迎える」
日本の天皇陛下の甥で皇位継承順位2位の悠仁親王が土曜日、皇居で厳かな成年式に臨んだ。
■訳出のポイント
mark はもともと
「印」「跡」「マーク」
などを意味する名詞。
ここから、
動詞としても
「印(跡)をつける」→「~を(指し)示す」、
特別な出来事を「示す」→「迎える」「記念する」「祝賀する」
といった意味でよく使われます。
come of age は
「成年に達する」「成人する」
という成句。
したがって
coming-of-age だと
「成人する」「成人の」
という形容詞になります。
coming-of-age ceremony で
「成人式」「成年式」。
今日の記事では、
日本の男性皇族が成人した際、皇室の慣例で執り行う
「成年式」
を指しています。
throne はもともと
儀式などで国王や皇帝が座る「王座」
を意味する名詞。
ここから、
権力や地位の象徴としての「王座」→
「王権」「王(皇帝)の地位」
そのものを表す語となっています。
ニュースや公式文などでは
「王位」「皇位」
と訳すのが定番ですね。
そして、
in line to ~ は
「~への順番に並んで」。
そこで、
_th in line to the throne は
「王位(皇位)への順番で_番目」→
「王位(皇位)継承順位_番」
という言い方になっています。
ここでは
second in line to the throne で
「皇位継承順位2番」
というわけですね。
take part in ~ は
「~に参加する」「~に加わる」
という成句。
行事、活動、会議などに「出席する」「関与する」
ことを表す言い方です。
スポーツやイベントならば
「~に出場する」、
今日の話題のように、正式な行事、儀式などの場合は
「~に臨む」
といった具合に、訳し分けるようにしましょう。
秋篠宮夫妻の長男、悠仁親王は19歳の誕生日を迎えた9月6日、「成年式」に臨まれました。
皇室では40年ぶりとなる男性皇族の「成年式」。
この儀式に伴う行事は9月10日にかけて続き、悠仁親王は7日には伊勢神宮参拝のため、三重県に入られたということです。
■編集後記
40年ぶりとなった皇室の「成年式」。ルーツは奈良時代まで遡るそうですね。女性皇族の場合は、成年式ではなく、勲章の親授や祝賀といった「成年の行事」が行われるということ。なんといっても、先進国中で最も男女格差が大きい国ですから・・・皇室における格差はおそらく、我々一般市民の目に見えるよりもずっと大きく、根深いものであろうと想像されます。
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(裏)遺伝子の染色体レベルで天皇になれるかなれないか・・考えさせられます・・