$5.3 Million Auction of Martian Meteorite Sparks Ownership Debate
A Martian meteorite that sold for $5.3 million at Sotheby’s New York last month has sparked questions over its provenance and renewed debate about who owns rocks that fall from space.
■チェック
・auction オークション、競売
・Martian meteorite火星(から飛んできた)隕石
・sell for $_ _ドルで売れる、落札される
・spark debate (questions) 議論(疑問)を呼ぶ
・ownership所有、所有権
・provenance 来歴、起源、出どころ
・renewed 新たな、再発した
・own 【動詞】~を所有する
・fall from space宇宙から落下する
■対訳
「530万ドルで競売落札の火星隕石、所有権をめぐる議論に」
火星から飛来した隕石が先月、ニューヨークのサザビーズで530万ドル(約7億8000万円)で落札されたのを受けて、その出どころに関する疑問や宇宙から落下してきた石の所有権をめぐる議論が再燃している。
■訳出のポイント
meteorite は
「隕石」。
Martian が
Mars 「火星」
から派生した形容詞で
「火星の」なので、
Martian meteorite で
「火星の隕石」「火星から飛来した隕石」
ということです。
spark はもともと
「火花」
あるいは
「ひらめき」「兆し」
を意味する名詞。
ここから、
「火花を出す」→「点火する」→「何かを引き起こす」
という動詞へと意味が広がったものです。
英字新聞では
出来事や議論などを「引き起こす」「きっかけになる」
という意味合いでよく登場します。
spark debate で
「議論を引き起こす」「議論を呼ぶ」、
spark questions だと
「疑問をかき立てる」
という意味になるわけです。
provenance は
芸術作品、文学、考古品などの
「起源」「由来」「来歴」「出どころ」。
questions over its provenance
の部分では、
its は
「(530万ドルで落札された)火星隕石の」
を指しています。
つまり、
「その隕石の出どころに関する疑問」
という意味ですね。
また、
renewed は
「新しくなった」→「新たな」「復活した」
という形容詞。
(has sparked) renewed debate about who owns rocks that fall from space
の部分は
「宇宙から落下してきた石を誰が所有するかをめぐる新たな議論を呼んでいる」→
「宇宙から落下してきた石の所有権をめぐる議論が再燃している」
というわけですね。
2023年11月に西アフリカのニジェールで見つかった重さ約25キロの火星の隕石。。。
小惑星が火星に衝突した際に宇宙に放たれ、地球まで2億キロ以上を漂った末に、アフリカ・サハラ砂漠に落下したと見られ、地球で見つかった隕石では過去最大とも言われています。
7月16日に米ニューヨークで競売にかけられ、隕石としては過去最高の529万6000ドル(約7億8000万円)で落札されました。
これを受けて、ニジェール政府が、どのような経緯でこの隕石が競売に至ったのかを正式に調査する、と発表しました。
隕石の出品者も落札者も明かされておらず、同政府は
“comparable to illicit international trafficking”
「国際的な不正取引に相当する」
可能性があるとしています。
隕石の所有権については、国ごとに異なり、ニジェールのようにいまだ法的には定められていない国も少なくないようです。
世界最大とされる火星隕石が予想を大きく上回る金額で落札されたことから、隕石の所有権をめぐる議論が各地で再燃しているというニュースでした。
■編集後記
落札された隕石は、地球で発見された火星隕石の中では最大で、バスケットボール2個分の大きさだそうです。学術的にも大変貴重な物であることから、博物館等の科学界に寄贈されるのではなく、オークションに出品されたということを問題視する声もあるみたいですね。
毎日1分!英字新聞の一部音声はアプリでスマホで聞くことができます!
↑ページ後半の「スマートフォンで音声を聴く場合」のところです!
(裏)お盆すぎてもまだ涼しくなりませんね、って去年も調べてみるとまだ34度台が続いてましたが・・・