China-bound United Flight Makes U-Turn After Pilot Forgets Passport
A United Airlines flight from Los Angeles to Shanghai had to turn around last weekend after it was discovered that one of the pilots was on board without a passport.
■チェック
・China-bound 中国行きの
・United (Airlines) ユナイテッド航空
・flight 航空便、フライト
・make (a) U-turn (=turn around) U ターンする → 引き返す
・pilot パイロット、操縦士
・forget ~を忘れる
・discover 発見する、わかる
・on board (飛行機に)乗って → 搭乗して
■対訳
「中国行きのユナイテッド航空便、操縦士がパスポート忘れて引き返す」
先週末、ロサンゼルス発・上海行きのユナイテッド航空便で、搭乗していた操縦士の一人がパスポートを所持していないことが判明し、引き返す事態となったという。
■訳出のポイント
bound はもともと
「しばられた」「結びつけられた」
という形容詞。
ここから
「~にしばられている」→「~に向かっている状態」
という比喩的な意味で使われます。
~ -bound で
「~へ行くことが決まっていて、その方向にしばられている」→
「~行きの」「~に向かう途中の」という
目的地あるいは方向性を表現する言い方になっています。
今日のタイトルでは、
China-bound で
「中国行きの」
ということですね。
make a U-turn は
「U ターンする」。
今日の場合は航空関連なので、
実際に「U ターンする」「旋回する」
わけではなく、比喩的に
「(出発地へ)引き返す」
という意味になっています。
本文で登場している
turn around も
「向きを変える」「方向転換する」「U ターンする」
という成句で、
make a U-turn
を言い換える形で使われていますね。
本文後半 after 以下
after it was discovered that one of the pilots was on board without a passport
では
it = 仮主語 (形式主語)
という点に注意しましょう。
つまり、
it が一時的に(仮に)主語の位置に来ている構文だと
いうことです。
そして、本物の主語(真主語)は that 以下、
すなわち
it =「操縦士の一人がパスポートなしで搭乗していたこと」
になっています。
全体としては
「操縦士の一人がパスポートなしで搭乗していたことが明らかになって」→
「搭乗していた操縦士の一人がパスポートを所持していないことが判明して」
というわけですね。
3月22日午後2時に乗客257人と乗員13人を乗せてロサンゼルス空港を発ち、中国・上海に向かっていた米ユナイテッド航空便。
出発の2時間後に乗務していた操縦士の一人がパスポートを忘れていたことが発覚し、太平洋上級で方向転換して米国に引き返したというニュースでした。
午後5時ごろサンフランシスコに着陸した同便は、別の乗員が常務の上、予定より約6時間遅れて上海に到着したということです。
■編集後記
同便に乗っていた乗客によると、機内では英語と中国語で「機長がパスポートを忘れたためサンフランシスコに着陸する」とのアナウンスがあったそうです。離陸2時間後にこんなアナウンスを聞かされたら、乗客は信じられないと同時に相当頭に来るでしょうね・・・また、乗客には30ドル(約4500円)の食事券が配られたといいますが、機長のとんでもないミスで合計6時間も遅れた補償としては少なすぎるような気がします。
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(裏)今朝、7時半で上野マルイの温度計は20度でした。。