Subway Suspension Strands Osaka Expo Visitors
The suspension of the only subway line to the 2025 World Expo site in Osaka stranded thousands overnight at the venue on Wednesday after a power outage.
■チェック
・subway 地下鉄
・suspension一時停止 → 運転見合わせ
・strand ~を立ち往生させる、足止めさせる
・site (=venue) 会場
・overnight一晩(中)、夜通し
・thousands 数千人 → 大勢の人
・power outage停電
■対訳
「大阪万博で来場者足止め、地下鉄運転見合わせで」
2025年大阪・関西万博の会場へ向かう唯一の地下鉄路線が水曜日、停電の影響で一時運転見合わせとなり、大勢の来場者が会場で一晩足止めされた。
■訳出のポイント
visitor は
「訪れる人」。
文脈によって
「訪問者(客)」「観光客」など
訳し分けましょう。
今日の場合は
Osaka Expo visitors で
「大阪万博の来場者」
ということですね。
suspension はもともと
「つるすこと」「宙吊り」の意。
ここから、
活動などの「一時的停止」「中止」「差し止め」
という意味合いでもよく使われる単語です。
英字新聞では、
地下鉄など交通機関の運行の「一時的停止」→
「運転見合わせ」「運休」
という意味でも頻出。
そこで、
タイトルでは
subway suspension 「地下鉄の運転見合わせ」、
本文では
The suspension of the only subway line to the 2025 World Expo site in Osaka
「大阪における2025年万博会場への唯一の地下鉄路線の運転見合わせ」→
「2025年大阪・関西万博の会場へ向かう唯一の地下鉄路線の運転見合わせ」
となっています。
動詞 strand は
「~を動けなくさせる」「~を立ち往生させる」。
交通機関の停止や災害などで、人や乗り物が行き場を失う場合によく使われる語ですね。
日本語にする際には
「~を立ち往生させた」→
「~によって立ち往生させられた」→
「~で立ち往生した」「~で足止めさせられた」
のように訳すのが自然ですね。
thousands は
thousand の複数形で「数千」。
あるいは
「ものすごい数」「たくさんの数」
という意味合いでも使われます。
thousands of people で
「数千人」「大勢の人」ですが、
文脈で明らかなときは、
thousands だけで
「数千人」「大勢の人」
の意味に使われます。
今日の場合も
「大勢の人」→「大勢の来場者」
というわけですね。
本文末尾、
after a power outage は、
「停電の後で」→「停電を受けて」。
対訳では、
「停電を受けての(2025年大阪・関西万博の会場へ向かう唯一の地下鉄路線の運転一時見合わせによって…)」→
「停電の影響で(2025年大阪・関西万博の会場へ向かう唯一の地下鉄路線が一時運転見合わせとなり…)」
としています。
8月13日夜、大阪万博の会場につながる唯一の地下鉄・大阪メトロ中央線が停電の影響で一時運転を見合わせ、万博会場最寄りの「夢洲駅」入り口が閉鎖され、多くの来場者が足止めされ、会場内で一夜を明かしました。
運転見合わせの時点で会場周辺には約3万人がいたといいます。
また、大阪市消防局によると、熱中症などの疑いで36人が救急搬送されましたが、いずれも軽症だということです。
■編集後記
これだけ動員数の多いイベントの会場へのアクセス方法がひとつしかない、というのはリスク管理の観点からすると、明らかに問題がありそうな。。。万博会場を選ぶ時点でそうした議論はされたのかどうか、気になるところです。一方で各国は展示室を開放したりお菓子や飲み物を配布したり、格安でビールを販売したといった美談も聞こえてきます・・
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(裏)本日、上州草津から東京に戻ります。これを書いてる時点(午前11:00)でまだ上りは全然混んでないようです・・