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毎日1分!英字新聞 石田

『透明』技術、日本で開発中

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‘Invisibility’ technology under development in Japan

A University of Tokyo professor claims he and his research team have developed a system that can make you “invisible.” Engineering Professor Susumu Tachi is in the early stages of technology that will eventually enable camouflaged objects to be virtually transparent by wearing an optical device.

◇◆◇◆◇◆

■チェック


・invisibility 隠れていること、目に見えないこと、透明になること
・camouflage 偽装する、カムフラージュする
・eventually 結果的に

■対訳

「『透明』技術、日本で開発中」

東京大学の教授が、彼とその研究チームが人を「透明」にできるシステムを開発したと発表した。
舘すすむ工学教授は、光学的な素材を身にまとうことによって、結果的にカムフラージュされた物体を視覚的に透明化させる技術の初期段階にある。

■ひとこと

一枚の写真があります。
若い男性がレインコートのようなものを身に着けて、街路に立っています。
しかし、よくみると透けています。
この男性の体が透けていて本来見えないはずの向こう側が見えています。

これこそ士郎正宗氏のアニメ、「攻殻機動隊」において「光学迷彩」Optical Camouflageと名づけられた技術です。
光学的に工夫を凝らした服を身にまとうと、透明になってしまうというものです。
舘(たち)研究室はこれをまじめに研究してきました。

服の素材として再帰性反射材といものが使われています。
ただしこれは観測者側に特殊なプロジェクタを使用しなくてはならないので、外に出ればすぐ透明になれるというものではないらしいです。

http://www.star.t.u-tokyo.ac.jp/projects/MEDIA/xv/oc-j.html

ページ最後の「参考文献」の最初にあるのは漫画のタイトルです!

イラクや北朝鮮などの「大事件」に報道が集中するため、非常に貴重な情報が隠れてしまうことがあります。

■編集後記

さて、「裸足の1500マイル」(原題RABBIT PROOF FENCE ウサギよけのフェンス)というオーストラリアの映画の感想です。

英国領となったオーストラリアでは、1930年代、白人と原住民アボリジニの混血児をアボリジニの社会から強制的に引き離し、白人の社会に同化させる政策がとられていました。

主人公の少女もある日、混血児だということで白人に拉致されてしまう。
お母さん、おばあちゃんとの暖かい家族生活は破壊されました。
通常、白人の社会に同化した後は2度とアボリジニの世界に帰ることはできません。
もう2度と家族とは会えません。
しかも白人社会に同化したアボリジニは、単に奴隷として使われるだけなのです。
奴隷育成システムなんです。

収容所での厳しい躾に耐え切れなくなった少女は一緒に拉致されてきた妹、従妹との3人で、脱走、1500マイル彼方のお母さんたちのもとへ裸足でかけていく。。。しかし、その後からは少女たちを捕らえようと執拗な追跡調査が始まる。

という映画でした。
しかも驚いたのが、この混血児に対する強制的なアボリジニ隔離同化政策は、1970年代まで続いたということです。

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