TVs in Children’s Bedrooms ‘Increase Risk of Obesity’
Children who have a TV in their bedroom are more likely to become overweight than those who don’t, a UK study suggested.
■チェック
・bedroom 寝室 → 子供部屋 → 子どもの自室
・increase risk of obesity 肥満のリスクを高める
・(be) more likely to ~する可能性が高い、~する傾向がある
・overweight 太り過ぎ、肥満
・suggest 示す、示唆する
■対訳
「子どもの自室に TVで ”肥満のリスクが増大”」
自室にテレビがある子どもたちは、ない子どもたちに比べて、肥満になる可能性が高いという。英国の研究が示した。
■訳出のポイント
bedroom は 「寝室」。
欧米では
「自分のベッドがある部屋」 つまり 「自室」
に近いニュアンスで使われる語です。
master bedroom というと
「主人の寝室」 「夫婦の寝室」 の意味になり、
単に bedroom というと
「子どもの寝室」 「子ども部屋」 「子どもの自室」
になります。
今日の記事では、話題が children 「子どもたち」 なので、bedroom は 「子ども部屋」 「子どもの自室」 ということですね。
increase は 「増やす」 「高める」 「増大させる」 という動詞。
そこで、
increase risk of obesity で
「肥満のリスクを増大させる」 「肥満の危険性を高める」
というわけです。
また、本文で登場している overweight も
「重量超過」「過重」 → 「太り過ぎ」 → 「肥満」 で、
obesity と同じ意味で用いられています。
be more likely to become overweight で
「肥満になる可能性がより高い」 「肥満になる傾向がある」
ということです。
英国、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが行なった調査によると、11歳の男女1万2550人のうち、
「自室にテレビがある男子の20%、女子30%が肥満問題を抱えている」
そうです。
これは、自室にテレビがない子どもたちに比べると、統計的に優位に高い数字だといいます。
研究者らは、テレビが身近にあると体を動かすことが減るという傾向に加え、テレビを観ながら、あるいはゲームをしながら、高カロリーなお菓子やジュースなどを摂取している子どもが多いことも、肥満率を押しあげている要因だと指摘。
また、近年、デジタル機器と子どもの肥満との関連性を指摘する研究も増えています。
WHO(世界保健機関) も2017年に発表したレポートの中で、
「デジタル機器の長時間利用が、子どもの健康をリスクにさらしている」との懸念を示しています。
■編集後記
昔小学生の頃はよく広場で野球とか、缶けりとか身体を動かして遊んでいたものですが、今は部屋でスマホやゲームですもんね。。。
カロリーの消費量が全然違うでしょうね。。
(裏)なんかめちゃくちゃ天気いいですが湿度高そう。。。。