Iran Starts Loading Fuel into Bushehr Nuclear Plant
Iran began loading fuel into its first nuclear power station near the Gulf city of Bushehr with a ceremony attended by Russian officials on Saturday.
■チェック
!
・load ~を積みこむ
・(nuclear) fuel 核燃料
・nuclear power plant (station) 原子力発電所
・the (Persian) Gulf ペルシャ湾の
・attend 出席する
■対訳
「イラン、ブシェール原発に核燃料搬入開始」
イランは土曜日、ロシア当局者らが出席する式典とともに、ペルシャ湾岸の都市ブシェール近くにある同国初の原子力発電所で核燃料の搬入を開始した。
■訳出のポイント
fuel は 「燃料」 という名詞ですが、この単語だけで nuclear fuel 「核燃料」の意味に使われる点にも注意しておきましょう。
今日の場合も、原子力発電所の話題ですから、「核燃料」ということになります。
動詞 load は 「~を載せる」 「積む」 「詰め込む」 「装填する」 などの意。
load fuel into ~ で 「~へ核燃料を搬入する」 という言い方になります。
power plant あるいは power station は 「発電所」で、nuclear (power) plant は 「原子力発電所」 です。
gulf は 「湾」 という名詞。
bay という単語も同じように 「湾」 という日本語にあたりますが、両者の違いは大きさで、gulf は bay よりも規模が大きい “湾” を表します。
通常大文字で the Gulf という場合は the Persian Gulf 「ペルシャ湾」のこと、あるいは the Gulf of Mexico 「メキシコ湾」 のことを指します。
そして、今日の記事はイランの話なので、当然ながらthe Gulf = the Persian Gulf ということです。
attend は 「出席する」 「参加(参列)する」 という動詞。
そこで a ceremony attended by Russian officials の部分は「ロシア当局者らによって出席される式典」 →「ロシア当局者らが出席する式典」 ということです。
Russian officials の official は英字新聞では頻出最重要単語のひとつなので再確認を。
通常 official というと 「公の」 「公式の」 「公認の」 という形容詞としてよく知られていますが、英字新聞では 「公務員」 「役人」という名詞で登場することが圧倒的に多いので注意しましょう。
とくに、国名や省名などとともに使うと 「政府高官」 「当局者」という意味になります。
そこで、今日の場合も Russian officials で 「ロシアの当局者ら」ということです。
イラン初の原子力発電所建設は、ロシアの全面的協力によって実現したもの。
ブシェール原発で使われる核燃料も、ロシアから提供され、使用済み燃料もロシアに返還することになっています。
こういった経緯から、核燃料搬入開始の記念式典には、イラン側の当局者に加えて、建設に協力してきたロシア原子力企業 『ロスアトム』のキリエンコ総裁らが出席していました。
これが a ceremony attended by Russian officials と表されているわけです。
■編集後記
夏休みも残すところあと1週間と少しになりました。
高校生まではこの時期になるとやや憂鬱になったものですが、僕はギリギリまで宿題には手をつけない性格でした。
それでも英語の本を今や8冊も書いているので不思議です。
確かに英語は昔から好きでした。
とりわけ中2で米国に1ヶ月のホームステイに行ってから、突然伸びました。
やはり常に英語を耳にしていると違います。
思考方法も変わったのか、英語に引きづられるように他の科目も伸びていきました。
思考習慣を時々変えてみるのもよいことなのかもしれません!
(裏)残暑お見舞い申し上げます、というかまだ猛暑のど真ん中という感じ。