At Least 65 Dead in Building Collapse in Delhi
A four-story-building collapsed in east Delhi, India, late Monday, killing at least 65 people and injuring 130.
■チェック
!
・collapse 崩壊(する)
・_ story building _階建てのビル
■対訳
「デリーでビル崩壊、少なくとも65人が死亡」
月曜夜、インドのデリー東部で4階建てのビルが崩壊し、少なくとも65人が死亡し130人が負傷した。
■訳出のポイント
collapse は col- (一緒に) + lapse (落ちる) という成り立ちの語で、建物、屋根、足場などが 「崩壊する」 「くずれる」という動詞です。
また、「崩壊」 「倒壊」 という意味の名詞としても、よく使われるので注意しましょう。
今日の場合は、タイトル中の building collapse が 「ビル崩壊」 で名詞として、本文では collapsed と動詞として登場しています。
story は 「話」 「物語」 という意味の名詞として、広く知られている基本単語。
しかし、ここでは建物の 「~階」 という意味で使われています。
story の語源は 「歴史物語」 という意味の中世ラテン語。
中世建築では各階の区別を示すための装飾として、窓にそれぞれ異なった歴史物語を描いたことから、story は 「物語」 という意味のほかに、建物の 「階」 を表すようになった、というわけです。
ここで気をつけたいのは、floor との違い。
こちらも、和英辞典を見ると 「床」 という意味以外に 「階」 という意味が出ているはずです。
実は floor と story の違いは非常にわかりやすく、floor は “建物の個々の階” を表し、story は 「_階建て」 という”建物全体の高さ” を示す語なのです。
つまり、「4階にある部屋」 はa room on the fourth floor であってa room on the fourth story とはいえません。
逆に 「4階建てのビル」 は a four-story building といい a four-floor building とはいえないわけです。
late Monday は直訳すると 「遅い月曜日」 、すなわち 「月曜日夜」ということ。
late は late afternoon 「遅い午後」 → 「夕方」のように、大まかな時刻を表す際にしばしば使われる単語です。
今回の崩壊、当局では、古いビルの基礎が雨季の豪雨によってもろくなっていたのが原因との見方を表明しています。
地元の人によれば、ビルの地下には豪雨後の水がまだ残っていたにも関らず、ビル上階を建て増しする工事が進んでいたという、なんとも信じがたい状態だったようです。
また、現場はコンクリートの瓦礫の山となっており、その下に人が取り残されている恐れもあり、今後犠牲者数もさらに増えるのではないかと懸念されています。
■編集後記
上海で高層ビル火災で大勢の方が亡くなったと思ったらインドでもビル崩壊で多くの犠牲者が。。
これは対岸の火事ではなく、日本でもいつ起きるか分かりません。
というのは、日本のビルは高度成長期である60年代~70年代に建てられたものが多く、すでに建築後40年以上経っているものもあり、老朽化が進んでいるからです。
東京のグランドプリンスホテル赤坂(通称赤プリ)も東京を代表する高層建築のひとつでしたが老朽化がすすみ、来年3月には取り壊されます。
(裏)最近周囲で体調を崩している人多いです。
空気乾燥してます。
注意。