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毎日1分!英字新聞 石田

9日後の奇跡

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Miracle after 9 Days

An 80-year-old woman and her 16-year-old grandson were rescued from the rubble that was once their house on Sunday, 9 days after a monstrous earthquake and tsunami crushed northeastern Japan.

■チェック

・ grandson 孫息子
・ rubble がれき
・ monstrous 恐ろしい、とてつもない
・ crush ~を壊滅させる

■ 対訳

「9日後の奇跡」

とてつもない地震と津波により、日本の東北地方が壊滅的な被害を受けてから9日後の日曜日、80歳の女性と孫の少年(16歳)が、かつては自分たちの自宅だったがれきの下から救出された。

■ 訳出のポイント

grandson は「孫息子」「男の孫」という名詞。

her 16-year-grandson で「彼女の16歳の孫息子」→「彼女の孫の16歳の少年」ということです。

ちなみに、性別に関わらず「孫」という場合は grandchild (複数形は grandchildren ) 、「女の孫」という場合はgranddaughter となります。

rubble の語源は robyl という古英語で「石・れんがなどの破片」の意。

現在の rubble も石やれんがなどの「破片」「がれき」の意味で使われます。

英字新聞でも今回のように倒壊した建物・建造物などの「がれき」「残骸」といった意味でよく登場する後となっています。

そこでrubble that was once their house で「かつて彼らの家であったがれき」「彼らのかつての家の残骸」ということです。

対訳では「かつては(彼らの)自宅であったがれき」と訳しています。

monstrous はおなじみの名詞 monster「怪物」「モンスター」の形容詞形ともいえる語です。

もともと monster は「途方もないもの」「途方もなく巨大なもの」といったニュアンスで使われます。

したがって、monstrous も「怪物のような」「恐ろしい」「とてつもない」「巨大な」などの意味になります。

crush は「~を押しつぶす」「踏みつぶす」「粉々にする」という動詞。

ここから大きな力で「~を壊滅させる」というニュアンスでも使われ、今日の場合は巨大地震と津波によって東北地方が壊滅したことを表現するのにこの crush が用いられているわけです。

東日本大震災で大津波の甚大な被害を受けた石巻市で、倒壊してがれきの山と化した自宅に閉じ込められていた80歳のおばあちゃん、そしてその16歳の孫が9日ぶりに救出された、というニュースです。

二人は倒壊した家の台所の一部に閉じ込められ、近くにあった冷蔵庫のヨーグルトなどを食べてしのいでいたそうです。

この奇跡のニュースに、石巻市内の避難所に身を寄せている被災者の皆さんの間にも「やはり希望を捨ててはいけない。復興にがんばろう」という明るい声が上がっています。

■編集後記

矢沢永吉さんがNHKの取材で、「被災地のみなさんには本当にかけるべき言葉が見つかりません。がんばってください、と声をかけることすらはばかられます。」と言っていたのが印象的でした。

僕らが想像すらできないようなストレスと不安を抱え生活されています。
確かにがんばってください!とは簡単には言えますが、それによって被災地のみなさんが救われるわけでもないのです。
ところで今話題の社内英語公用語化問題について。

社内英語公用語化を表明した楽天、三木谷社長は、「もう英語は必要条件。読み書きそろばんのそろばんと同じ。その意味で英語がしゃべれない社員は問題外。2年後に英語がしゃべれない執行役はみんなクビです。部長以下の社員についても業務進行上の支障があれ降格せざるをえない」と語っています。

その楽天は売上高、営業利益を毎四半期ごとに伸ばしています。
これについて三木谷社長は、「英語公用語化を進めたため、海外でトップクラスの学生を採用できるようになり、その効果が出ている」と説明しています。

グローバルに展開する企業で英語公用語化を打ち出せば言葉の壁を越えて、海外の優秀な頭脳が会社に流入してきます。
つまり、人事採用面で非常に大きなアドバンテージを得ることができます。

またユニクロの柳井社長は、2012年3月から、社内の公用語を英語にすることに向けて、各人の目標をTOEIC700点以上に設定しています。

柳井社長はインタビューで、「日本人のほとんどは、これまで追い詰められてこなかったのです。今、何か日本の中だけでいろいろなものが完結すればいいという風潮が、若いビジネスマンの間にあるようですが、しかし、私は『アナタは、それでは生き残れませんよ。ビジネスマンを、廃業しますか?』と言いたいですね」と。

つまり、英語を学ぶか学ばないかという問題は、ビジネスマンとして生きるか死ぬかの問題なのです。
ということでぜひTOEICを受けてキャリアを最大限アップしましょう!

(裏)放射能汚染の危機は一旦去ったのか。
土曜日帰国します。

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