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毎日1分!英字新聞 石田

ニューヨーク、ハリケーン『アイリーン』来襲に備える

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New York Braces for Arrival of Hurricane Irene

More than 370,000 residents were forced to evacuate on Saturday as New York City braces for hurricane Irene that has killed at least 10 people on the southeast coast of the US.

■チェック

・brace for ~に備える、~に構える
・force to evacuate  強制避難を命じる→避難命令を出す
・lash  攻撃する→襲う

■対訳

「ニューヨーク、ハリケーン『アイリーン』来襲に備える」

米国南東部沿岸で少なくとも10人の犠牲者を出したハリケーン『アイリーン』に備えてニューヨーク市では土曜日に、住民37万人以上に対して避難命令が出された。

■訳出のポイント

brace の語源は 「抱きしめる」 という意味の古仏語 bracier 。

ここから、もともとは、物などを締め付けて固定する 「締め金」、材木と材木をつなぎとめるために打ち込む 「かすがい」 などを指す名詞。

医学用語で弱った関節などを固定して支える 「固定器」 「装具」 「そえ木」、あるいは歯科の 「歯列矯正器」 などの意味でもよく使われます。

さらに、動詞として 「(これらの器具を)つける」 → 「固定する」「補強する」 という意味にもなります。

そして、ここから転じて、危険などに対して 「身構える」 「準備する」という意味でも頻出の動詞です。

brace for ~ 「~に対して備える」 「~に構える」という言い方になります。

そこで、タイトルの brace for arrival of hurricane Irene は「ハリケーン『アイリーン』の到着に備える」 →「ハリケーン『アイリーン』の来襲に備える」 ということです。

evacuate は (危険な場所から安全な所へ)「逃げる」 「避難する」という動詞。

そして force が 「~を強要する」 「~を強いる」 なので、force to evacuate で 「避難することを強いる」 →「強制的に避難させる」 となります。

日本の台風にあたるハリケーンですが、米国では通常カリブ海で発生し北上してくるので、上陸したり接岸したりの被害は東海岸でもたいていは南部の州に限られます。

ところが、今回の 『アイリーン』 は南東部のノースカロライナ州に上陸後、勢力は弱めたもののガンガン北上を続けています。

このままいくと、東部のニューヨーク州にも26年ぶりに上陸する見通しということで、NY市では前代未聞の厳戒態勢。

そして、米国北東部は、奇しくも先日67年ぶりの地震が発生したばかり・・・

■編集後記

ニューヨーク以外の地域も含めると250万人に避難命令が出たという今回のハリケーン。。
一体その人たちはどこに逃げたんでしょう。。

(裏)誰が総裁になっても確かに劇的な変化は期待できず。

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