Takumi Kanaya Scores First Pro Win at Dunlop Phoenix
Takumi Kanaya, a senior in college who just turned a pro this October, stole away the trophy at Dunlop Phoenix Open by beating his fellow college-going rival Tomohiro Ishizaka in a playoff.
■チェック
・score first pro win プロとしての初勝利を収める
・senior in college 大学4年生
・turn a pro プロに転向する
・steal away the trophy トロフィー(=優勝)を奪う
・fellow college-going rival 同じ大学生のライバル
■対訳
「ダンロップフェニックス、金谷拓実がプロ初V」
ダンロップフェニックス・オープンで、大学4年生でこの10月にプロ転向したばかりの金谷拓実が、同じ大学生のライバル・石坂友宏をプレーオフで制し、優勝を奪った。
■訳出のポイント
「年上の」 「年長の」 「高齢の」
という形容詞、
あるいは
「年上の人」 「年長者」 「高齢者」
という名詞としておなじみの senior。
米国では
大学や高校の 「最上級生」、
つまり、大学の 「4年生」、(3年制)高校の 「3年生」
という意味でも使われます。
この機会にまとめておきましょう。
「大学1年生」 = freshman
「大学2年生」 = sophomore
「大学3年生」 = junior
「大学4年生」 = senior
となっています。
一方、英国では
first-year student
second-year student
third-year student
fourth-year student
というのが一般的です。
steal は
「盗む」 「奪う」
という動詞。
steal away ~ だと
「~を盗み去る」 「~を奪う」
というニュアンスになります。
今日の場合は
steal away the trophy で
「トロフィーを奪う」 → 「優勝を奪う」
となっています。
turn は
「回転する」 「向きを変える」
などの意の基本動詞ですね。
ここから、
人、物、事が 「変化する」 「~になる」 「~に転身する」
という意味合いでもしばしば使われます。
そこで、
turn a pro は
「プロになる」 「プロに転向する」
という言い方になっています。
fellow は
「同僚の」 「仲間の」 「同じ立場(地位)の」
という意味なので
fellow college-going rival は
「大学に行っているという立場が同じのライバル」 →
「同じ大学生のライバル」
というわけですね。
5歳からゴルフを始めたという金谷拓実選手は、現在
東北福祉大学4年生の22歳。
2015年に日本アマチュア選手権を17歳51日の史上最年少で制覇しています。
2019年8月には松山英樹以来日本人2人目となる世界アマチュアランキング1位に浮上。
さらに11月の 「三井住友VISA太平洋マスターズ」 では劇的なイーグルフィニッシュで松山以来となる史上4人目のアマチュア優勝を遂げています。
今回は、10月にプロ転向してから3試合目での、プロ初優勝、ツアー2勝目となりました。
■編集後記
残り3ホールで2打差で石坂がリードしていましたが石坂ボギー、金谷のバーディで追いつきました。やはりアマチュア世界ナンバーワンの経歴を持ち、世界で戦って行きた場数が最後モノを言いましたね。石坂はドライバーが曲がって残念でした。
連休中、静岡市へ行ってきました。奥大井湖上駅、すごかったです。あのあたりの風景は初訪問で度肝を抜きました。日本にもこんなところがあったのか、と・・・
(裏)それにしても女子ゴルフ、古江彩佳、2週連続Vおめでとう!!新しいヒロイン誕生。