Amazon to Open a High-tech Hair Salon in London
Amazon, the world’s largest online retailer, is opening its first hair salon in London that is equipped with new technology, such as an augmented-reality mirror to show clients different colors and styles before treatments.
■チェック
・hair salon ヘアサロン、美容室
・online retailer オンライン小売業者
・be equipped with ~を備えている
・such as 例えば~など
・augmented-reality 拡張現実
・treatment 施術
■対訳
「アマゾン、ロンドンにハイテク・ヘアサロンをオープンへ」
オンライン小売世界最大手のアマゾンが、ロンドンに同社初のヘアサロンをオープンする。 このサロンは、施術を受ける前に様々な髪の色やスタイルを顧客に見せてくれる拡張現実ミラーなど、新テクノロジーを備えているという。
■訳出のポイント
retailer は 「小売人」 「小売業者」。
online retailer だと
「オンライン小売業者」 「インターネット・ショッピング業者」
の意味になります。
そこで、本文頭の
Amazon を説明する
the world’s largest online retailer
の部分は
「世界で最大のオンライン小売業者(のアマゾン)」 →
「オンライン小売で界最大手(のアマゾン)」
ということですね。
be equipped with ~ は
「~を備えている」。
文脈によって
人が 「~を身につけている」
装置、機器などが 「~を装備している」 「~を内蔵している」
などのニュアンスで訳される表現です。
今日の場合は
アマゾンがオープンするヘアサロンが
equipped with new technology
「新テクノロジーを備えている」
ということです。
augmented reality (AR)は
一般的に「拡張現実」を訳されています。
実在する画像にバーチャルな視覚情報を重ねることで、表示する世界を
“仮想的に拡張する” というもの。
AR を使ったサービスの例としては、スマホ用ゲームの 『ポケモン GO』 が
あげられますね。
2016年には世界中にブームを巻き起こしたこのゲームでは、
AR モードによってスマホ画面内で目の前の実風景にポケモンが重なって
表示することで
“あたかもポケモンたちが現実世界に現れたかのような存在感”
を醸し出していました。
今日の記事の
augmented-realty mirror
「拡張現実ミラー」 「AR 鏡」 は、
to show clients different colors and styles before treatments
「施術の前に異なる(髪の)色やスタイルを顧客に見せる」
ものだと説明されていますね。
つまり、ヘアカラーやカット、パーマなどの施術を受ける前の顧客の姿を映す鏡の中に、AR 技術を使って様々な髪の色やヘアスタイルを重ねて、施術後の様子を仮想体験してもらう、というわけでしょう。
この Amazon Salon の店内では、各スタイリング台にFire Tablet が用意されていて、カットやパーマなどの待ち時間にデジタル版雑誌などを含む様々なコンテンツを楽しむことができるそうです。
さらに、店内には Amazon が扱っている美容製品がズラリと並べてあり、商品を指さすと店内の大型場面に情報が表示される
Point-and-Learn
という技術も体験できるということです。
このサロンは、はまずは Amazon 従業員のみにオープンし、その後”数週間のうちには” 一般客も利用可能になるようです。
■編集後記
ヘアカラーやスタイルを仮想体験するのはスマホアプリなどでも簡単にできるので、特に目新しい訳ではないですが、試験的店舗とはいえ、それを鏡に埋め込んだ?ヘアサロンを作ってしまうのが Amazon らしいかと 。。。まだまだ攻めの姿勢は変わらないようですね。
Youtubeチャンネルはこちら(今日の記事もすぐにネイティブ音声が聞けます)
https://www.youtube.com/channel/UCnAS9WqXFfsUjahainO4Smg/videos
(裏)薄着をして出社・・寒い!!