Amazon Warehouse Injuries Much Higher than Competitors, Report Shows
Employees at U.S. Amazon warehouses are injured at a much higher rate than those doing similar jobs at rival companies, according to a recent study.
■チェック
・warehouse 倉庫
・injury 負傷、けが
・competitor (=rival company) 競合他社
・report (=study) 調査報告書
・employee 従業員
・at a much higher rate はるかに高い割合で
■対訳
「報告書:アマゾン倉庫での負傷、競合他社よりはるかに多い」
最近の調査報告によると、米アマゾンの倉庫で働く従業員は、競合他社で同じような仕事をしている人たちよりも、負傷する割合がはるかに高いという。
■訳出のポイント
warehouse は
「倉庫」 「商品保管所」。
タイトルの
Amazon warehouse injuries は
「アマゾンの倉庫における負傷」
「アマゾンの倉庫で起きる負傷」
という意味合いになっています。
competitor は
【compete(競争する)+ or (~する人)】
という成りたちで
「競争する人」 → 「競争相手」 「ライバル」 「競合企業(他社・業者)」
という意味の名詞です。
本文では
rival company と言い換えられていますね。
前述の injury は名詞で 「負傷」 「けが」 ですが、
injure はその動詞形で
「~を傷つける」 「~を痛める」 → 「~をけが(負傷)させる」の意。
通常は
【 be injured 】
と受動態の形で
日本語の
「けがをする」 「負傷する」
にあたる表現として遭遇することが多い単語です。
今日の場合も
are injured at a much higher rate で
「はるかに高い割合で負傷する」
となっていますね。
続く部分は
those (who are) doing similar jobs
at rival companies
のように ( ) 内を補って考えてください。
つまり
「競合他社で同じような仕事をしている人々」
ということです。
労働環境の改善を目指す非営利団体である
Strategic Organizing Center (SOC) が
火曜日に公開した調査報告書によると、
2020年にアマゾンの倉庫では、従業員100人あたり 5.9人が”重傷” を負いましたが、アマゾンに次いで業界第2位のウォールマートにおける重傷者は100人中2.6人でした。
また、アマゾン以外の競合他社すべての倉庫労働者全体の重傷率は3.3/100人だったので、アマゾンの倉庫における従業員の重負傷率は業界全体よりも約80%も高いということになります。
SOC は同社のスピードと効率を重視した労働環境が、従業員の多大な犠牲を強いている、と非難しています。
職場における負傷率の高さについては、アマゾン従業員側からも何年も前から声が上がっており、2019年にはニューヨーク市スタテンアイランドの同社倉庫で働く従業員100人以上が
「職場の安全性が軽視されている」
と抗議を行いました。
■編集後記
アマゾンの物流拠点というと全てがオートメーション化されて、クリーンで安全なイメージがありまが実態は違うのですかね?逆に極度に効率化されたロボットに人間が使われてるようなイメージなのか。年間200件以上、アマゾンかモノを購入している自分としては気になります・・・
昨日の「五輪選手団、第一陣来日」のYouTube版はこちら
https://youtu.be/3FSxCP9rmGo
(裏)全国で雨模様。しかし東京の梅雨入りはまだのようですね。明日からは曇り・・