Didi’s US Shares Plunge amid China’s Tech Firm Crackdown
Didi Chuxing’s share price dropped 25% on the US stock market on Tuesday after Beijing cracked down on Chinese tech firms listing overseas.
■チェック
・Didi (Chuxing) 【中国】滴滴(出行)=ディディ
・plunge 急落する
・tech firm テクノロジー企業、技術系企業
・crackdown 取締り、弾圧
・drop 下落する
・Beijing 北京 → 中国政府
・crack down on ~を厳しく取締まる
・listing overseas 海外上場
■対訳
「滴滴株が米市場で急落、中国政府の技術系企業取締りで」
中国政府による自国のテクノロジー企業の海外上場に対する厳しい取締りを受け、火曜日の米株式市場で滴滴出行(ディディ)の株価が25%下落した。
■訳出のポイント
Didi 「滴滴出行」 「ディディ(チューシン)」 は
北京に本社を置く中国の配車サービス企業。
5億5000万人以上のユーザーと数千万人のドライバーを抱えていると言われています。
今日のタイトルは
その US share 「米国における株価」 → 「米市場での株価」 が
plunge 「急落する」
という内容ですね。
crack down on ~ は
「~を厳しく取締まる」 「~に厳しい処置をとる」
という言い方です。
crackdown は
この表現の on を省略して名詞化したもので、
不法行為などに対する 「厳重な取締り」
あるいは
警察の不意の 「手入れ」
の意味になっています。
tech firm は
technology firm (= technology company) の略で
「テクノロジー企業」 「技術系企業」。
すなわち
tech firm crackdown で
「技術系企業に対する(厳しい)取締り」
ということです。
そして、本文後半では、より具体的に
after Beijing cracked down on Chinese tech firms
listing overseas
「中国政府が中国のテクノロジー企業の海外上場を厳しく取締った後に」 →
「中国政府による自国のテクノロジー企業の海外上場に対する
厳しい取締りを受け」
と述べられているわけですね。
滴滴は6月30日に NY市場に上場し、44億ドル規模の
initial public offering (=IPO) 「新規株式公開」
を実施したばかり。
その直後に、中国のインターネット規制当局がセキュリティ関連の調査を開始し、アプリストアに滴滴のアプリ削除を命じるなどの動きを見せる一方、国務院もデータセキュリティや国外での上場に対する監督強化を発表し、中国大手各社に警告を発しました。
これを受けて、6日の米市場で滴滴の株価は一時25%下落。
同社経営トップ2人(共同創業者)の資産は、上場から2営業日で計15億ドル(約1660億円)目減りしたということです。
■編集後記
タクシー配車アプリは、最近ほとんど使わなくなりました。コロナ禍でタクシーで外出する機会がめっきり減ったからです。以前はUberを使ってましたがドライバーの途中交代が多くやめました。Uber Eatsは使ってますが・・・それにしても中国は共産党成立100周年を先日迎えて暗号通貨のマイニング事業国内禁止や今回のディディに対する取締りなど、企業の自由な活動をどんどん制限する方向に向かっている感じしますね。
今日の動画
https://youtu.be/WxYjnKEU5Mk
昨日の動画
https://youtu.be/tZE2dPMYhxg
(イギリス、新型コロナ規制撤廃)
(裏)鎌倉幕府滅亡から南北朝時代までを描く、吉川英治「私本太平記」を読んでます。