Sota Fujii Becomes Youngest Shogi Player with 5 Major Titles
Shogi prodigy Sota Fujii became the youngest player ever to hold five major titles in the traditional Japanese board game at the age of 19 years and 6 months.
■チェック
・Shogi player 将棋の棋士
・(hold) major title メジャータイトル(を保持する)
・prodigy 神童、天才
・traditional board game 伝統的なボードゲーム
■対訳
「将棋の藤井聡太さん、史上最年少5冠達成」
日本の伝統的なボードゲームである将棋界の神童・藤井聡太棋士が、19歳6ヶ月という史上最年少で5冠を達成した。
■訳出のポイント
shogi は
日本語の「将棋」。
英語でもそのまま用いられています。
同じく
traditional Japanese board game
「伝統的な日本のボードゲーム(盤上遊戯)」 である
「碁」 「囲碁」 も
同様に英語でも go と呼ばれるので、あわせて確認しておきましょう。
そこで、
shogi player だと
「将棋のプレーヤー」 → 「将棋の棋士」
ということですね。
将棋のプロの世界では、スポンサーがついて賞金が出る大会のことは
「タイトル戦」 と呼ばれ、
「竜王」 「名人」 「王位」 「王座」「棋王」 「叡王」 「王将」 「棋聖」
の8つのタイトル戦が 「八大タイトル」
となっています。
今日の記事では、この 「八大タイトル」 のことを
major titles
と読んでいるわけです。
したがって、今日の見出しでは
becomes youngest shogi player with 5 major titles で
「(八大タイトルのうち)5つのタイトルを持つ最年少の棋士になる」 →
「最年少での5冠を達成する」
となっています。
そして、本文では
became the youngest player ever to hold five major titles in the traditional Japanese board game
「その伝統的な日本のボードゲーム(=将棋)において5つのメジャータイトルを保持するこれまでで最年少の棋士となった」 →
「伝統的な日本のボードゲームである将棋で史上最年少の5冠棋士となった」
と記述されていますね。
prodigy の語源は
「怪物」 を意味するラテン語 prodigium 。
ここから、
「不思議なもの」 「驚くようなもの」 「驚異」
という名詞になっています。
とりわけ
「驚くような(優れた)子ども」 → 「神童」 「天才(児)」
という意味でよく使われる語でもあります。
今日の場合は
Shogi prodigy で
「将棋(界)の神童」 「将棋の天才」
ということですね。
2月11日、12日に行われた第71期王将戦七番勝負の第4局で、挑戦者の藤井聡太棋士が渡辺明王将を破り、4連勝で王将を奪取。
竜王、王位、叡王、棋聖に王将を加えて、5冠となりました。
5冠を達成したのは将棋史上4人目で、19歳6ヶ月の藤井5冠は,羽生善治九段の22歳10ヶ月の記録を28年ぶりに更新。
史上初の「10代5冠」の誕生です。
まさに shogi prodigy と呼ぶにふさわしい躍進ぶりですね。
■編集後記
スノボの平野選手もすごいですが、藤井聡太5冠もこれまたすごい!プロデビュー直後から羽生さんを超えるかもと思っていましたが、やはり超えてきてしまいましたね。これからどこまで行くのでしょうか。楽しみなような恐ろしいような。。。また彼を超える棋士は今後現れるのか。
今日の動画
https://youtu.be/ZviqLm_SElE
(裏)朝トレ復活。夜の入眠が早く、睡眠の質が格段に上がった感じします。