Beijing Olympics: Japan’s Ayumu Hirano Wins Halfpipe Gold
Japan’s Ayumu Hirano, a two-time Olympic silver medalist, took gold in the men’s snowboard halfpipe at the Beijing Winter Olympics by pulling off ‘the most difficult’ run in the sport’s history, including a triple cork.
■チェック
・(snowboard) halfpipe スノーボード・ハーフパイプ
・take gold 金(メダル)を獲得する
・pull off ~を成功させる
・triple cork 【スノーボード・技】トリプルコーク
■対訳
「北京五輪:日本の平野歩夢がハーフパイプ金」
これまで2度五輪銀メダルを獲得している日本の平野歩夢が、北京冬季オリンピックのスノーボード・ハーフパイプ男子で、トリプルコークを含む “史上最高難度” のランを成功させ、金メダルを獲得した。
■訳出のポイント
先日の五輪関連記事で解説したように、
win (the) gold (medal) は
「金メダルを獲得する」
という言い方で、
win のかわりに clinch を用いても同じ意味になります。
そして、今日の本文では
おなじみの基本動詞 take が使われています。
take には
「~を取る」 「~を取り込む」
という意味があるので、
take gold (medal) で
「金(メダル)をとる」 → 「金(メダル)を獲得する」
というわけですね。
そして、その後に前置詞 in を用いて
take gold in ~
という形で~の部分に種目名などを入れると
「~(の種目)で金を獲得する」
という言い方になります。
そこで、
took gold in the men’s snowboard halfpipe
の部分は
「スノーボード・ハーフパイプ男子で金を獲得した」
ということです。
pull off は
衣服などを 「脱ぐ」、
道路の脇などに 「車を止める」
といった意味でも使われる成句ですが、
今日の場合は
困難な状況の中で 「~をうまくやる」 「~を成功させる」
という意味になっています。
とくに米会話ではよく使われる表現です。
確認しておきましょう。
triple cork は
正式には
triple cork 1440 という
スノーボードのハーフパイプ競技の大技のこと。
cork とは
corkscrew のことで、
もともとはワインなどボトルの 「コルク栓抜き」 を意味します。
ここから、ハーフパイプでは後方宙返りで後ろに回転する、いわゆるバク宙を指します。
そして、triple が 「3回の」 という意味なので、
triple cork は
「3回のバク宙」。
1440 は、それに横回転を加えた回転角度の合計だそうです。
空中で斜め軸に縦3回転、横1回転する高難度の技で、これまで公式大会で成功させたのは世界で平野歩夢選手のみ。
今回、北京五輪のハーフパイプ決勝では平野選手は、五輪史上初めてこの技を成功させ、スノーボードでは日本史上初の金メダルとなりました。
■編集後記
平野歩夢選手の滑走をライブで見てましたが、明らかに2回目の91点台というのは変でしたね。審査は主観的なもので、明確なジャッジの基準がないこと自体、驚きました。また3回目ではNHKが滑走直前に突然、チャンネル切り替えを入れたのですが僕は米PGAのゴルフ中継でよく操作してましたのですぐに切り替えられましたが、問題があったとしたら、普通は何時何分に切り替わりますって予告表示が出るのが、出てなかったような気がしました。
今日の動画
https://youtu.be/jvWQqoIElL0
(裏)3連休はじっくり家で過ごしました。仕事もかなりすすみ、録画した映画もかなり消化。