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毎日1分!英字新聞 石田

ウクライナ:米国人ジャーナリストが銃撃され死亡

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US Journalist Shot and Killed in Ukraine

Brent Renaud, a US journalist and filmmaker who traveled to some of the most dangerous corners of the world to shed light on sufferers in little-known places, was shot and killed by Russian forces outside Kyiv on Sunday.

■チェック

・journalist ジャーナリスト、報道記者
・(be) shot and killed 撃たれて死ぬ
・filmmaker 映画製作者
・corners 地域
・shed light on ~に光を当てる
・sufferers 苦しんでいる人たち
・little-known places ほとんど知られていない場所
・Russian forces ロシア軍

■対訳

「ウクライナ:米国人ジャーナリストが銃撃され死亡」

米国人ジャーナリストで映画製作者のブレント・ルノーさんが、日曜日にキエフ近郊でロシア軍の銃撃を受けて死亡した。ルノーさんは、ほとんどの人が知らないような所で苦しんでいる人たちに光を当てるために、世界で最も危険な地域を訪れていた。

■訳出のポイント

be shot and killed は

直訳すると 「(銃で)撃たれて殺される」。

つまり、「撃たれて死ぬ」 「銃撃を受けて死亡する」

ということです。

今日の本文では、

まずは [,] ではさまれた真ん中の部分を( )に入れて省き、
文頭と末尾をつなげて読んでみましょう。

すると

Brent Renaud (中略) was shot and killed by Russian forces outside Kyiv on Sunday.

「ブレント・ルノーさんが、日曜日にキエフ郊外でロシア軍によって撃たれて殺された」 →

「ブレント・ルノーさんが、日曜日にキエフ郊外でロシア軍の銃撃を受け死亡した」

となります。

次に、いったん脇に置いておいた ( ) の部分を見ていきましょう。

この部分は、直前の

Brent Renaud 「ブレント・ルノーさん」

を言い換えた(=説明する)文節であり、

「ほとんどの人が知らない場所で苦しんでいる人たちに光を当てるために、世界で最も危険な地域(のいくつか)を訪れた米国人ジャーナリストで映画製作者(であるブレント・ルノーさん)」

ということです。

corner はもともと

「角」 「隅(すみ)」 「端」

といった意味の名詞。

ここから、

「片すみ」 → 「へんぴな所」

といった意味にもなり、

corners と複数形で

「地域」 「地方」 「方面」

というニュアンスで使われます。

また、

the corners of the world

というと

「世界のすみずみ」 → 「世界の各地」

の意味になります。

ここでは、

some of the most dangerous corners of the world で

「世界で最も危険な地域のいくつか」

というわけですね。

そして、これらを踏まえて、最初に2箇所に分けて解読したものを本文全体として訳してみると

「ほとんどの人が知らないような場所で苦しんでいる人たちに光を当てるために、世界で最も危険な地域を訪れていた米国人ジャーナリストで映画作者のブレント・ルノーさんが、日曜日にキエフ近郊でロシア軍の銃撃を受けて死亡した」

となります。

長くて、少しわかりづらい日本文なので、

対訳では2文に分け

「米国人ジャーナリストで映画製作者のブレント・ルノーさんが、日曜日にキエフ近郊でロシア軍の銃撃を受けて死亡した。ルノーさんは、ほとんどの人が知らないような場所で苦しんでいる人たちに光を当てるために、世界で最も危険な地域を訪れていた」

としています。

ロシアの侵攻を受けているウクライナの首都キエフの郊外イルピンで13日、取材中のアメリカ人ジャーナリストが銃撃を受けて死亡。

ブレント・ルノーさんは、数々の映像ドキュメンタリーで知られ、2015年には米国の優れた放送作品に送られる

Peabody Award「ピーボディ賞」

を受賞するなど高い評価を受けていました。

今回は、世界的な難民危機をテーマにした米 Times Studios の企画取材でウクライナ入り。

避難する人たちを撮影するために車でイルピンに向かうところで銃撃を受けた模様で、同乗していた米カメラマンも負傷したということです。

■編集後記

戦争、紛争ではいつもジャーナリストの犠牲者が出ます。もちろん、現在起きている真実を伝えたいという使命には敬服しますし、感謝もしますが、しかし、命を落としたらそれまでです。今は昔と違ってスマホの動画撮影機能が向上していますから現地の住民らが撮影した映像でも恐ろしいほど真実は伝わってきます。くれぐれもリスクの高すぎる取材は回避してほしいと思います。

今日の動画
https://youtu.be/_xgx94OVWvQ

(裏)今朝は寒かった!6時に犬の散歩に出るときはダウンジャケット。しかし昼は24度、気温差17度。

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