A Woman Interrupts Russian State TV News Show with “NO WAR” Sign
A woman holding an anti-war sign ran onto the set of a live news broadcast on Russian state-controlled television Monday evening, denouncing the Kremlin’s invasion of Ukraine.
■チェック
・interrupt ~を邪魔する、中断させる
・state(-controlled) TV(=television) 国営(政府系)テレビ
・anti-war sign 戦争反対のプラカード
・hold ~を手に持つ
・run onto ~へ飛び込む
・live broadcast 生放送
・denounce ~を非難する
■対訳
「ロシア国営TVのニュース番組が中断、『反戦』プラカード掲げた女性登場で」
月曜夜に、戦争反対のプラカードを掲げた女性がロシアの政府系テレビ局の生放送ニュース番組のセットに突然入り込み、同政府によるウクライナ侵攻を非難した。
■訳出のポイント
interrupt は
「~を邪魔する」 「~を妨げる」 「~を中断させる」
という動詞。
「生きている」 という意味の形容詞 live は
「生放送の」 「実況中継の」 「ライブの」
という意味でもしばしば用いられますね。
そこで、
live news broadcast は
「ニュース(番組)の生放送」 → 「生放送ニュース番組」
ということです。
run onto ~ は
勢いよく、あるいは突然 「~へ駆け込む」 「~へ飛び込む」
という言い方。
そこで
ran onto the set of a live news broadcast
の部分は
「生放送のニュース番組のセットへ駆け込む」 →
「生放送ニュース番組のセットに入り込む」
というわけです。
denounce の語源は
「悪意をこめて知られる」 という意味の羅言語 denuntiare。
ここから
人や行為を(公然と) 「非難する」
悪事などを 「公表する」 「暴露する」
という動詞となっています。
したがって、本文末尾の denouncing… 以下は
「クレムリン(=ロシア政府)のウクライナ侵攻を非難した」
ということですね。
ロシアの政府系テレビ局 channel 1 の月曜夜のニュース番組に、
“NO WAR” 「戦争反対」 「戦争をやめろ」
と書いたプラカードを掲げた女性が映り込みました。
プラカードにはロシア語で
「戦争反対。戦争をやめて。プロパガンダを信じないで。ここの人たち(=この放送局)は皆さんにウソをついている」
と書いてありました。
この女性は、同放送局に勤務しており、父はウクライナ人、母はロシア人のハーフ。
現在はモスクワ市内の警察署に留められていると言います。
■編集後記
ウクライナはもともとソ連の一部だったわけで、家族・親戚が両国に分かれて暮らしている人も少なくないと思われます。陸続きで他の国と国境を持ち、かつその関係がよくないという状況は、完全島国である日本に住む我々にはなかなか想像も難しいですね。かつての東西ドイツ、現在の南北朝鮮もそうですが・・・
今日の動画
https://youtu.be/vv43DoLFp1E
(裏)昨夜は豚汁を作ってもらいました。今日は2日目。味に深みが増しています。