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毎日1分!英字新聞 石田

研究: 残業でハートブレイク?

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Study: Working Overtime Could Break Your Heart

People who work three to four hours of overtime per day have a higher risk of heart diseases, according to a new study published online in the European Heart Journal.

■チェック

・break someone’s heart ~の心を打ち砕く
・work overtime 残業をする
・per day 1日に

■対訳

「研究: 残業でハートブレイク?」

学術誌 『ヨーロピアン・ハート・ジャーナル』 のウェブサイト版に掲載された新研究によると、1日に3~4時間の残業をする人は心臓疾患のリスクがより高い。

■訳出のポイント

overtime は文字通り 「超過時間」 「延長時間」 という名詞。

ここから、「残業」 「時間外勤務」 「超過勤務」 という意味でも頻出です。

よって、work overtime で 「残業をする」 ということです。

break someone’s heart は 「~の心を打ち砕く」 「~の胸を張り裂けさせる」という表現。

とくに、恋愛関係において 「~をふる」 「~を失恋させる」 → その結果として「~の心を打ち砕く」 という意味で頻繁に用いられます。

Sachiko broke my heart. 「サチコが僕の心を打ち砕いた」 →「サチコにふられた」 という具合です。

ただし、今日の場合は少し特殊で、文字通り 「残業が心臓を壊す可能性がある」→「残業で心臓を悪くする可能性がある」 という意味で使われています。

それを、「心が打ち砕かれる」 という表現にひっかけて、ユーモアをこめて二重の意味を含めているというわけです。

per はもともとラテン語で 「~につき」 「~ごとに」 という意味の前置詞。

そこで per day で 「1日につき」 「1日に」 という意味で、ここでは「毎日3~4時間残業をする」 というニュアンスで使われています。

publish は 「~を出版(発行)する」 「~を(正式に)発表する」 という動詞。

be published online で 「オンラインで発行(公表)される」 →「ウェブサイトに掲載される」 という言い方になっています。

この研究は、6000人以上の英国公務員を対象に、心臓発作や狭心症を含む心臓疾患が起きる確率を平均11年に渡って追跡調査したものです。

その結果、1日の通常労働時間である7時間に加えて、平均3~4時間の残業をしていた人たちは、残業をしない、あるいは残業時間が3時間以内の人たちと比較すると、心臓疾患および早死のリスクが約60%高くなっていました。

比較に際しては、年齢・肥満や喫煙の有無などの要素も考慮されたことから、この調査結果は、残業あるいは長時間労働が心臓に負担をかけている可能性が強く示唆されているといえます。

■編集後記

長時間残業からくる睡眠不足やストレスは、精神や身体に大きな負担をかけるのでしょうね。
ストレス解消のために食事量が増えたり酒量が増えたり。
本当に怖いです。
長時間残業をしている方はお気をつけください。

(裏)ちょっとお昼、新橋の釣り道具屋さんにいってきます。

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