French Cinema Maestro Jean-Luc Godard Dies at 91
French film director Jean-Luc Godard who led the Nouvelle Vague, the movement that revolutionized cinema in the late 1950s and 60s, died. He was 91.
■チェック
・maestro (芸術などの)巨匠
・film director 映画監督
・lead ~を主導する
・Nouvelle Vague 【仏語】ヌーベルバーグ(新しい波)
・movement 動き、運動
・revolutionize ~に革命(的変化)をもたらす
・in the late _s _年代後半に
■対訳
「仏映画の巨匠、ジャン=リュック・ゴダール監督が死去、91歳」
1950年代後半および60年代にかけて映画に革命的変化をもたらした運動「ヌーベルバーグ」を主導した、仏映画監督のジャン=リュック・ゴダール氏が死去した。91歳だった。
■訳出のポイント
maestro はもともと
「マエストロ」 「大音楽家」 を意味するイタリア語。
ここから、
「大音楽家」 だけでなく
芸術の 「大家」 「巨匠」
その道の 「達人」 「名人」
といった意味でも使われる名詞となっています。
そこで、タイトルの
French cinema maestro は
「フランス映画界の巨匠」
ということですね。
Nouvelle Vague は仏語で、
英語にすると New Wave。
つまり「新しい波」 の意。
the Nouvelle Vague あるいは the New Wave というと、
通常は1950年代後半から60年代にフランスで起きた伝統的な映画手法を脱却しようという動きのことを指します。
日本語でも
「ヌーベルバーグ」
として浸透しているので、対訳でもこちらを採用しています。
また、本文では、
[,] にはさまれた
the movement that revolutionized cinema in the late 1950s and 60s
の部分で、
直前の the Nouvelle Vague 「ヌーベルバーグ」 を
「1950年代後半および60年代に映画を革命的に変化させた運動」 →
「1950年代後半および60年代にかけて映画に革命的変化をもたらした運動」
と説明していますね。
日本語の 「_年代」 に当たる言い方は、英語では
_s と数字の直後に s をつける形になります。
すなわち
1950s は 「1950年代」
1960s は 「1960年代」
ですね。
したがって、
in the late 1950s and 60s は
「1950年代後半と1960年代に」 →
「1950年代後半から1960年代にかけて」
というわけです。
フランスの主要メディアが13日、仏映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダール氏が死去したことを一斉に伝えました。
1960年公開の映画 「勝手にしやがれ」 のほか、「気狂いピエロ」 など数々の作品を手がけ、その作風が世界の映画人に多大な影響を与えたゴダール監督。
その後紆余曲折も経ながら、近年も映画制作に携わり2014年には 「さらば、愛の言葉よ」 でカンヌ映画際の審査員賞を受賞しています。
また、複数の報道によると、91歳のゴダール氏は、一定の条件のもとで望む人に医師が致死薬物を処方することが許されているスイスで、
いわゆる
「安楽死」 euthanasia
を選んだということです。
■編集後記
大学の頃、シネ研にも入ってた私が最も影響を受けた監督の一人です。彼の評論、映画論なんてまるで鋭利な刃物の上を歩いているような感覚だった記憶も。。個人的には「マリア」と「探偵」が好きでした・・音楽の使い方もパクったものです・・合掌
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今日の動画
https://youtu.be/-US3GZNX7Dg
(裏)今日の関東地方は涼しいですね。このまま秋になれば。。と・・・