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毎日1分!英字新聞 石田

ロシア南部でアザラシ2500頭の死骸、原因不明

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Bodies of 2,500 Seals Found in Southern Russia, Cause of Deaths Unknown

About 2,500 seals have been found dead on the Caspian Sea coast in southern Russia. Authorities said it was unclear why the megadeath of endangered Caspian seals happened but it was likely due to natural causes.

■チェック

・body (→ bodies) 死体、死骸
・(Caspian) seal (カスピカイ)アザラシ
・(be) found 見つかる、発見される
・cause of death(s) 死因
・unknown (=unclear) 不明である
・on the Caspian Sea coast カスピ海沿岸で
・authorities 当局
・megadeath 大量死
・endangered 絶滅危惧種の
・happen 起きる
・be likely due to natural causes    ~が原因である可能性が高い

■対訳

「ロシア南部でアザラシ2500頭の死骸、原因不明」

ロシア南部のカスピ海沿岸で、アザラシおよそ2500頭が死んでいるのが見つかった。当局によると、絶滅危惧種であるカスピカイアザラシの大量死の原因は不明だが、自然死である可能性が高いという。

■訳出のポイント

人や動物の 「体」 「身体」

という意味でおなじみの名詞 body。

略式かつ婉曲的な表現として

「死体」 「遺体」 「死骸」

を指して使われることも多い単語です。

そこで、タイトルの

bodies of 2,500 seals は

「2500頭のアザラシの死骸」

ということですね。

名詞 cause は

物事を引き起こす 「原因」 「要因」 「理由」。

cause of death で

「死亡の原因」 → 「死因」

となっています。

unknown は

文字通り 「知られていない」 → 「未知の」

という形容詞。

ここから、

「確認されていない」 → 「未確認の」 「不明の」

という意味合いでもよく使われます。

一方、

unclear は

「はっきりしない」 「明らかでない」 の意。

今日の記事では、どちらも

原因が 「不明である」

という文脈で用いられていますね。

「権力」 「権威」 「権限」

あるいは

「官庁」 「機関」 「局」

を意味する名詞 authority は、

英字新聞では

複数形の authorities で

「当局」 「その筋」

という意味合いで頻出の重要単語です。

しっかり押さえておいてください。

endangered は、もともと

「~を危険にさらす」

という動詞 endanger の過去分詞形。

ここから、

動植物が 「絶滅の危険にさらされた」

「絶滅寸前の」 「絶滅危惧種の」

という形容詞になっています。

今日の話題である

Caspian seal 「カスピカイアザラシ」 は、

IUCN(International Union for Conservation of Nature)

「国際自然保護連合」 の

Red List 「絶滅の恐れのある生物種のリスト」 で

Endangered 「絶滅危惧」

に分類されています。

ここから、今日の英文記事では

endangered Caspian seals

「絶滅危惧種であるカスピカイアザラシ」

と表現されているわけですね。

likely は

「~しそうである」 「~するであろう」

という形容詞。

そして、due to は

「~が原因で」 「~のせいで」

という言い方なので、

(be) likely due to ~ だと

「~が原因であろう」 → 「~が原因である可能性が高い」

という表現になります。

したがって、

it was likely due to natural causes

の部分は、

「自然の原因による(死亡の)可能性が高い」 →

「自然死である可能性が高い」

ということですね。

ロシア南部のカスピ海沿岸で、アザラシ約2500頭が死んでいるのが見つかったというニュース。

当局によると、アザラシは数週間前に死んだとみられ、汚染物質や密猟者などによる危害などの形跡はなく、自然死の可能性が高いということです。

自然界では生き物が大量に死ぬ、いわゆる

「大量死」

が起きることが知られています。

その原因については、全く解明されていません。

ただ、2015年以降に世界各地で大量死報告が特に目立っており、気候変動によって大量死の発生頻度が増加している可能性も指摘されているようです。

■編集後記

昆虫なども含めると、生き物の大量死はそれほど珍しくないのかもしれません。。。しかし、今回のアザラシのように比較的大きな哺乳類が、何千頭という単位で死んでいるというのは、
なかなか恐ろしい風景です。将来は私達、ヒトでも大量死が起こるのか。。。などと、つい変な想像をしてしまいます。

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(裏)昨晩、鍋焼きうどんを食べました。1年ぶり?2年ぶりくらいか?

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