Djokovic Breaks Record for Most Weeks As World No. 1
Novak Djokovic has reached yet another milestone in his lustrous tennis career, breaking Steffi Graf’s record for the most weeks as world number one.
■チェック
・break (a) record 記録を破る、更新する
・world No. 1 (= number one) 世界(ランキング)1位
・reach yet another milestone (さらに)新たな節目に達する
・lustrous 輝かしい
■対訳
「ジョコビッチ、世界1位在位週で最長記録更新」
ノバク・ジョコビッチが、シュテフィ・グラフが持つ世界ランキング1位在位週の最長記録を破り、自身の輝かしいテニス人生における新たな節目に到達した。
■訳出のポイント
break a record は
「記録を破る」 「記録を更新する」。
break a record for ~ で
「~の記録を破る」 「~に関する記録を更新する」
という言い方になります。
そこで、今日のタイトルは
「ジョコビッチが世界1位としての最多週の記録を破る」 →
「ジョコビッチが世界1位在位の最長記録を更新する」
というわけです。
milestone はもともと
1マイルという距離を示す 「マイル標石」。
日本の 「一里塚」
に当たるものですね。
ここから、
人生、歴史、計画などにおける
「一里塚」 →
「画期的事件(出来事)」 「重要なポイント」「節目」
を意味する名詞としてもよく使われます。
今日の場合は
has reached yet another milestone で
「さらに別の節目に達した」 → 「また新たな節目に到達した」
という意味になっています。
また、その後ろの
in his lustrous tennis career は
「(彼=ジョコビッチの)輝かしいテニス人生の中で」
「輝かしいテニス人生における」。
そこで、本文前半は
「ノバク・ジョコビッチが、(自身の)輝かしいテニス人生における
新たな節目に到達した」
ということですね。
lustrous は
【luster(光沢、輝き)+ -ous (…に富む)】
という成り立ちの語。
つまり、
「輝きに富む」 → 「輝いている」 「輝かしい」 「素晴らしい」
という形容詞となっています。
さて、本文後半では、ジョコビッチが到達した新たな節目を
具体的に説明しています。
すなわち、
breaking Steffi Graf’s record for the most weeks as world number one
「シュテフィ・グラフの世界1位としての最多週の記録を破った」 →
「シュテフィ・グラフが持つ世界ランキング1位在位週の
最長記録を破った」
というわけです。
テニス世界王者のノバク・ジョコビッチ。
2月27日に更新されたランキングで No.1 の座をキープしたことから、通算在位記録は378週になりました。
これまで男女合わせて歴代最長だったシュテフィ・グラフによる377週を抜いて、歴代単独トップに立った形です。
現在35歳のジョコビッチは、恵まれた体格とパワフルなプレーで男子テニス界で数々の記録を樹立してきました。
大きなライバルの1人だったロジャー・フェデラーが昨年9月に41歳で引退したことを考えると、ジョコはこの先どこまで行けるのでしょうか。。。
■編集後記
プロ競技としてのテニスへの注目度は、野球、サッカーやバスケに比べると(特に近年は)大きくないかと思います。しかし、歴史が長く、女性プレーヤーたちの貢献もあり、プロテニスでは男女の格差がほとんどないのが素晴らしいですね。全ての世界大会が男女並行で開催され、賞金額も同額だそうです。
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(裏) 午後は気温急上昇。半袖で歩いてる方もいました・・しかし週末にかけてまた気温低下か・・