Brazil Gives X Green Light for Return
Brazil’s Supreme Court authorized the restoration of social media platform X’s service in the country on Tuesday after it paid hefty fines and removed accounts accused of spreading misinformation.
■チェック
・give ~ green light ~に許可を与える
・return 【名詞】復帰、復旧
・Supreme Court 最高裁判所
・authorize the restoration 再開を許可する
・pay hefty fines 多額の罰金を支払う
・remove account アカウントを削除する
・(be) accused of ~を非難される、~だとされる
・spread misinformation偽情報を広める
■対訳
「ブラジル、Xの復旧を許可」
SNSプラットフォームのXが多額の罰金を支払い、偽情報を拡散させたとされるアカウントを削除したのを受け、ブラジルの最高裁は火曜日、同国でのサービスの再開を許可した。
■訳出のポイント
green light はもともと
交通信号機の「青信号」。
blue light
ではないことに注意しましょう。
ここから、
企画などを進めてよいという「認可」許可」「ゴーサイン」
という意味でも、しばしば使われる表現です。
give ~ green light
「~に許可を与える」「~にゴーサインを出す」
という口語的な言い方になります。
また、後ろに
give ~ green light for … で
「~に…の許可を与える」
ということです。
これに対して
本文で使われている
authorize は
正式、法的に「権限を与える」「許可する」
という意味の堅い動詞。
authorize the restoration で
「再開を許可する」
となっていますね。
hefty は
「たくましい」「精力的な」「強力な」、
「ずっしりと重い」
といった意味の形容詞。
「たくさんの」「高額な」
という意味合いでもよく使われます。
ここでは、
pay hefty fines で
「多額の罰金を払う」
となっています。
本文末尾部分は
removed accounts (which are) accused of spreading misinformation
と、( )内を補って考えましょう。
すなわち、
「偽情報を拡散させたとされるアカウントを削除した」
ということですね。
今年4月以降、ブラジルの最高裁が偽情報対策などとしてX に一部のアカウントを制限するよう求めたことに、オーナーのイーロン・マスク氏が検閲などとして反発。
8月30日はブラジル全土におけるサービスの全面停止が命じられました。
今回は、X側が計2860万レアル(約7億6500万円)の罰金を支払い、特定アカウントの削除など再開の条件を満たしたとして、同国最高裁判事がX再開を認めた、というニュースでした。
■編集後記
X が日本全土でサービス停止になったとしたら・・・かなり大きな影響が出そうですね。一方で、1ヶ月間X が使えなかったブラジルでは、利用者の3人に1人が利用停止によってメンタルが改善したと感じているという調査報告もされています。我々の生活にはほぼ不可欠になっている SNS ですが、いつの間にかそれ無しでは生活できない・・というのはある意味危険を感じます。
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(裏)朝、リビングめちゃ寒く、今季初めてエアコンを「暖房」にしました。