North Korea Says Spy Satellite Launch Fails
North Korea’s attempt to launch a military reconnaissance satellite failed, and it crashed into the Yellow Sea on Wednesday, according to the state-run Korean Central News Agency.
■チェック
・(military) spy (=reconnaissance) satellite(軍事)偵察衛星
・launch 打ち上げ(打ち上げる)
・attempt 試み
・fail 失敗する
・crash into ~に墜落する
・(the) Yellow Sea 黄海
・state-run 国営の
・Korean Central News Agency 朝鮮中央通信
■対訳
「北朝鮮、偵察衛星打ち上げに失敗」
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によると、同国は水曜日、軍事偵察衛星の打ち上げを試みたが失敗し、衛星は黄海に墜落したという。
■訳出のポイント
日本語でも 「スパイ」 と言うように
spy はもともと
「密偵」 「間諜」 「探偵」 の意。
ここから
「スパイの」 「スパイ(偵察・間諜)行為に関する」
という意味合いの形容詞にもなっています。
そこで、
spy satellite は
「スパイ衛星」 「偵察衛星」
となっています。
また、
reconnaissance は
軍事用語で
「偵察」 「予備調査」
あるいは
「偵察隊」 「調査隊」
を意味します。
したがって
military reconnaissance satellite で
「軍事偵察衛星」
ということですね。
attempt は
「~を試みる」 「~を企てる」
という動詞。
今日の場合は
「試み」 「企て」
という意味の名詞として登場しています。
そこで、本文前半の
North Korea’s attempt to launch a military reconnaissance satellite failed
の部分は
「北朝鮮の軍事偵察衛星を打ち上げる試みが失敗した」 →
「北朝鮮は軍事偵察衛星の打ち上げを試みたて失敗した」
ということですね。
state は
米国、オーストラリアなどの 「州」
を指す名詞としてよく知られていますが、
もともとは
主権を有する「国家」「国」の意。
state-run で
「国(州)が経営(運営)する」 → 「国営(州営)の」
となっています。
北朝鮮国営メディアの朝鮮中央通信は5月31日午前9時過ぎに配信した記事で、国家宇宙開発局が午前6時27分ごろに軍事偵察衛星を打ち上げたが
“事故が発生し黄海上に墜落した”
と報じました。
“ロケット1段目の分離後、2段目のエンジンの始動で異常が起こり推進力を失って黄海に墜落した”
とのことです。
日本では、同日打ち上げ時間のタイミングで、北朝鮮から沖縄の方向にミサイルが発射されたものとして、J アラート(全国瞬時警報システム)が発令されましたが、「日本には飛来しない」 としてすぐに避難の呼びかけは解除されていました。
■編集後記
毎度お騒がせの北朝鮮ミサイル騒ぎ・・・ただ「北朝鮮がまた言っている」「北朝鮮がまた何か発射したけど、やはり何事もなかった」というような感覚に慣れきってしまっている中で、ある日日本の領土上に落ちるという事態が本当に発生したら・・・その可能性は決してゼロではありません・・・
(裏)昨日数年ぶり?に高熱。しかし解熱剤ですぐに下りました・・・1日様子見。