Ryuchell: Japanese TV Personality Found Dead at Agency’s Office
Japanese TV personality and LGBTQ influencer Ryuchell was found dead at their agency’s office in Tokyo on Wednesday. They were 27.
■チェック
・TV personality テレビ出演者、タレント
・(be) found dead 死亡しているのが見つ
・LGBTQ LGBTQ、性的少数派
・influencer インフルエンサー
■対訳
「日本人タレントのRyuchell さん、事務所で死亡を発見」
日本のタレントで LGBTQ インフルエンサーの Ryuchell さんが水曜日、事務所で死亡している状態で見つかった。27歳だった。
■訳出のポイント
personality はもともと
「個性」「性格」「人格」
あるいは
「人間的魅力」
といった意味の名詞。
ここから、
芸能界、スポーツ界などの
「名士」「有名人」「著名人」
を指して使われる単語でもあります。
movie personality は
「映画界の有名人」→「映画スター」、
TV personality だと
「テレビでの有名人」→「テレビタレント」
ということですね。
ちなみに、
「テレビタレント」は日本のカタカナ造語で、
英語では
TV talent
という言い方はしないので、注意してください。
LGBTQ は
lesbian, gay, bisexual, transgender, queer
の略。
最後の Q については
questioning
とされる場合もあります。
「性的少数者」「性的マイノリティー」
を意味する表現ですね。
さて、今日の英文記事では
主語が Ryuchell さんと、三人称単数なのにそれを受ける代名詞には
their と they
が使われているのに気づいたでしょうか?
これは、誤りではありません。
もともと
三人称複数を表す代名詞 they ですが、
近年は
nonbinary use 「ノンバイナリーな用法」
も一般的に使われるようになり、
Merriam-Webster’s 「メリアム・ウェブスター」など
もっとも権威ある英英辞典にも含まれています。
nonbinary とは、
「男性、女性という二者択一に収まらない」
という意味で、
nonbinary they
「ノンバイナリーの they 」は
“自らを男性、女性という二者択一の認識の枠外に位置付けている人”
を表す単数代名詞になっています。
日本語と異なり、英語ではもともと
単数代名詞が
she 「彼女」
he 「彼」
と性別によって使い分けられていますね。
しかし、ここ数年で世界は、性別を男女のどちらかに分類する二元論的な考えやラベルづけが必ずしも当てはならない時代に突入しています。
女性でも男性でもない人、両生的な人、どちらにも当てはめたくない人、わからない人など。。。
どんな理由であれ、
「自分の性別をノンバイナリーと認識している単一の人物」
を指す三人称単数の代名詞として
they は
すでに一般的になっているということです。
したがって、
LGBTQ インフルエンサーの Ryuchell さん
についての今日の記事でも
they / their が
用いられているわけですね。
タレントの Ryuchell さんが12日、東京都内の所属事務所で亡くなっているのが見つかったというニュース・・・
詳細は不明ですが、現場の状況から自殺とみられるという報道も出ています。
ご冥福をお祈りいたします。
■編集後記
お子さんやpecoさんのためにも、がんばって踏みとどまってほしかったですね。ryuchellさんが生きやすい場所を探し続けるか、作り出すか、とにかく生きてほしかったと思います・・・
AIではなく、本物のネイティブによる発音でリスニングスキルを磨きましょう!
毎日1分!英字新聞をネイティブ音声で聞く → https://eiji-paper.com/
(裏)3連休、日曜日は東京でもしかすると40度まで上がるのでは?と言われてます。屋外活動は気をつけましょう。