NASA Recovers Asteroid Samples
NASA announced on Sunday that the samples which its OSIRIS-REx probe obtained from the surface of asteroid Bennu in 2020 was successfully recovered.
■チェック
・recover ~を取り戻す → ~を回収する
・asteroid 小惑星
・samples 試料
・OSIRIS-REx probe 無人探査機オシリス・レックス
・obtain ~を得る → ~を採取する
・surface 表面 → 地表
・asteroid Bennu 小惑星ベンヌ
・successfully 成功裡に、無事に
■対訳
「NASA、小惑星の試料回収」
米航空宇宙局(NASA)は日曜日、無人探査機オシリス・レックスが2020年に小惑星ベンヌの地表から採取した試料が無事に回収された、と発表した。
■訳出のポイント
NASA は日本語にも浸透していますが、
National Aeronautics and Space Administration
「航空宇宙局」
という正式名もしっかり確認しておきたいですね。
probe の語源は
「調べる」という意味のラテン語 probare。
ここから、もともとは
「調べるための用具」
を意味する名詞となっています。
そして、宇宙工学では、
「宇宙探査用ロケット」「宇宙探査機」
の意味でよく使われる単語ですね。
特に、
unmanned probe 「無人探査機」
の意味でしばしば用いられています。
今日の本文は、下記の部分を ( ) に入れて考えてみましょう。
NASA announced on Sunday that the samples (which its OSIRIS-REx probe obtained from the surface of asteroid Bennu in 2020) was successfully recovered.
( ) 内では、関係代名詞 which が先行するthe sample を受ける形なので、
「NASAは日曜日、
(無人探査機オシリス・レックスが2020年に小惑星ベンヌの地表から採取した)試料が無事に回収されたと発表した」
ということですね。
successfully は
「成功裡に」「うまく」「無事に」
という副詞。
したがって、
was successfully recovered
の部分は
「うまく(無事に)回収された」
となっています。
今回の NASA のミッションは、日本では
『はやぶさの米国版』
とも報道されていますね。
NASA による小惑星の試料採取・回収は今回が初めての試みであり、初成功ということです。
無人探査機オシリス・レックスは2016年に打ち上げられ、2020年に小惑星ベンヌの地表から試料採取。
9月24日午前に、その試料を納めたカプセルが地球に投下され、米ユタ州の砂漠地帯に着陸後、無事回収されました。
小惑星ベンヌは太陽との距離が地球と比較的近い「地球近傍小惑星」のひとつ。
約46億年前の太陽系誕生時から地表の岩石などの性質がほとんど変化していないことから、地球の成り立ちや生命の起源などを知る上で、今回回収された試料が貴重な手がかりになると期待されています。
■編集後記
オシリス・レックスは今回のカプセル投下後、そのまま別の小惑星の探査に向かったそうですね、、、はやぶさに比べると、その性能や耐久性もかなりアップしている印象です。また、このプロジェクトの研究チームには、英ロックバンド Queen のギタリストBrain May が天文学者として参加しているというのも、なかなかすごい話ですね。。。
一度も留学経験なし、海外渡航経験なしで英語ペラペラが増えている理由・・
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(裏)コロナ検査で初の陽性。ただ熱は完全に下がって元気ですので頂いた薬は飲みません。