4 Die in Manhole Accident During Sewage Pipe Inspection in Japan
Four men died after falling into a manhole on Saturday while carrying out a sewage pipe inspection in Saitama Prefecture, north of Tokyo.
■チェック
・manhole マンホール
・during 【前置詞】~の最中に
・sewage pipe inspection 下水道管の点検
・fall into ~に転落する
・while 【接続詞】~している間に
・carry out ~を実行する、行う
■対訳
「日本: マンホール事故で4人死亡、下水道管点検中に」
土曜日、東京都の北に位置する埼玉県で、下水道管の点検作業を行なっていた男性4人がマンホールに転落し、死亡した。
■訳出のポイント
sewage は
「下水」「汚水」。
sewage pipe で
「下水管」「下水道管」、
sewage pipe inspection だと
「下水道管の検査」「下水道管の点検」
ということですね。
during は
「~の間じゅう」「~の最中に」
という前置詞なので、
タイトルの
during (a) sewage pipe inspection は
「下水道管点検の最中に」「下水道管の点検中に」
となっています。
一方、本文で用いられている
while は「~している間に」
という接続詞。
そして、接続詞というのは文と文をつなぐ役割を果たす語なので、
基本的には
while の後ろには文、
すなわち
【S(主語)+ V(動詞)】
を取って、
「 S が V している間に」
という形になります。
したがって、本来ならば
while they (= four men) were carrying out a sewage pipe inspection
とするところです。
しかし、
while の後に
【主語は省略 + 直接動詞の現在分詞を持ってくる】
という省略形も一般的に使われています。
また、ここで登場している
carry out は
計画、任務、作業などを(現場で)
「実行する」「行う」「実施する」
という意味で英字新聞でも頻出の言い方。
こちらもしっかり確認しておきましょう。
8月2日、埼玉県行田市で下水道管の点検作業をしていた男性4人が、マンホールの中に転落して死亡。
事故のあとでマンホールの内部で有毒な硫化水素が検出されました。
マンホールの穴は直径が60センチ、深さは約12メートルあり、1人が中に転落した後、助けようとした他の3人も次々と転落したとみられています。
■編集後記
硫化水素というと火山ガスや温泉などのイメージがありますが、マンホールなどでも発生することもあり、今回も作業開始時に測定されており、その時は基準値内だったということです。しかし、事故後の測定ではその8倍が検出されたとのこと。亡くなった4人は1月に八潮市で発生した大規模な陥没事故を受けて、国が自治体に要望した下水管の緊急点検をしていたというので、あのショッキンングな陥没事故の二次災害とも言えますね。
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(裏)昨夜の長岡花火(2日目)は北風が吹き、最高でした。レッドクリフ社のドローンに圧倒されました。