Apple to Invest Another $100 Billion into US Manufacturing
Apple announced on Wednesday another $100 billion investment to expand manufacturing in the U.S., adding to a $500 billion commitment made in February.
■チェック
・invest (investment) ~を投資する(投資)
・another もうひとつの、別の → 追加の
・manufacturing 製造
・expand ~を拡大する
・add to ~に加える、追加する
・make a commitment約束する、確約する
■対訳
「アップル、米国内生産に1000億ドル追加投資へ」
アップルは水曜日、米国内での製造を拡大するため、さらに1000億ドル(約14.7兆円)を投資すると発表した。今年2月に確約した5000億ドル(約73.5兆円)にさらに追加で投資するかたちである。
■訳出のポイント
invest は
「~を投資する」「~を出資する」
という動詞。
今日のタイトルでは
invest another $100 billion で
「別の1000億ドルを投資する」→
「1000億ドルを追加で投資する」
となっています。
another は
「もうひとつの」「別の」
という形容詞。
ここから
「さらなる」「追加の」
という意味合いでもよく使われます。
ここでは、
本文後半で明らかにされているように、
すでに確約されていた $500 billion に対して、
“さらに追加される” という意味合いで
another $100 billion
となっているわけです。
また、本文では
announced another $100 billion investment と
invest から派生した名詞、
investment「投資」
を用いて、
「さらなる1000億ドル投資を発表した」→
「さらに1000億ドルを投資すると発表した」
ということですね。
日本でもカタカナ語で
「コミットメント」
が使われるようになってきましたが、
その語源である
commitment は本来、
「何かをするという約束」
「特定の態度を取るという誓約」
あるいは
「ある目的や活動に献身的である状態」
を表します。
ニュースやビジネスシーンでもよく使われる単語ですが、意味の幅が広いだけに、一語でピタッと訳すのが難しい単語でもあります。
日本語にする時には、文脈をしっかり捉えた上で、言い換える工夫が必要ということですね。
今日の場合は
make a commitment
「誓う」「約束する」「確約する」
「全力で取り組む」
という形で使われています。
すなわち、
a $500 billion commitment (which was) made in February
「2月にされた5000億ドルの確約」→
「2月に確約された5000億ドル(の投資)」
ということですね。
アップルは8月6日、ホワイトハウスで米国内生産に向けて1000億ドルを追加投資する方針を明らかにしました。
これに先立ち、トランプ大統領は、米国外で製造された半導体などには最大100%の関税を課すことを発表しています。
5月にはアップルに対して、 iPhone の生産を米国内に移転しなければ、少なくとも25%の関税を課すと警告していました。
アップルは、4-6月期に関税コストとして8億ドルを計上しており、米国内に生産をシフトさせ投資を拡充することで、関税の影響の回避を狙っているとみられます。
この発表を受けて、同日のアップル株の終値は5.1%高となりました。
■編集後記
iPhone のような米テクノロジーを象徴するような製品を完全に米国内で生産するように持っていくというのはアメリカ人にとってはアピールすると思いますし、新たな雇用も産むことでしょう、、、ただ、人件費などコスト面、それらの価格への影響などはどうなの?とも思います。
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(裏)久しぶりにまとまった雨を目にした気がしました。。水不足リスクが多少でも緩和されたら・・