Tokyo Metropolitan Gov’t to Start Using ChatGPT
The Tokyo Metropolitan Government announced its decision Tuesday to integrate ChatGPT, an artificial intelligence chatbot, into its administrative operations starting from August.
■チェック
・Tokyo Metropolitan Government (=Gov’t) 東京都
・decision 決定
・integrate ~ into … ~を…に取り入れる
・artificial intelligence chatbot 人口知能型チャットボット
・administrative operations 行政業務
■対訳
「東京都が ChatGPT 利用開始へ」
東京都は火曜日、人工知能チャットボットの ChatGPT を8月から都の行政業務に取り入れるという決定を発表した。
■訳出のポイント
chat は
もともとは
「(ぺちゃくちゃと)おしゃべりをする」
という動詞 chatter の短縮語です。
ここから
「おしゃべりをする」「談笑する」
という動詞、
および
「おしゃべり」「歓談」「会話」「雑談」
という名詞を意味する口語としてよく使われています。
最近では、LINE や Facebook のメッセンジャーなど、会話形式でコミュニケーションをするメッセージリングアプリのことも chat と呼んでいますね。
そして
bot = robot 「ロボット」。
ここから、
【chat(会話)+ bot(ロボット)】
という成り立ちの
chatbot は
「会話(する)ロボット」
ということですね。
つまり、自動で会話を行うプログラムを意味しています。
昨今、話題になることが多い ChatGPT は、
an artificial intelligence chatbot
「人工知能型チャットボット」
と呼ばれる、人工知能(AI)を搭載したチャットボット。
会話履歴などのデータから学習する能力や仕組みを持っています。
decision は
「決定」「結論」「解決」
あるいは
「決心」「決意」
を意味する名詞。
announce one’s decision to V で
「~する決定を発表する」
ということですね。
integrate は
「まとめる」「統合する」「結びつける」
という動詞。
integrate ~ into … で
「~を…にまとめる」→「~を…に統合する」→
「~を…に組み入れる」「~を…に取り入れる」
という言い方になっています。
そこで、
integrate ChatGPT, an artificial intelligence chatbot, into its administrative operations
の部分は
「人工知能型チャットボットの ChatGPT を行政業務に取り入れる」
というわけです。
東京都の小池知事は13日、対話型人工知能 ChatGPT を8月から導入すると発表。
まずは、業務マニュアルの要約やQ&Aの作成などでの活用を想定していると言います。
国内での自治体における生成AI導入については、これまで香川県横須賀市が市役所で活用実証を開始しており、長野県や茨城県つくば市、神戸市なども導入に向けて動いています。
■編集後記
先日、某ファミレスで、ロボットが給仕をしてたのです。頼んだ食事を持ってきてくれましたが、座りながら不自然な姿勢でロボットから食事をテーブルに持ち運ぶのは客の仕事。さらに伝票がホルダーに刺さっており、伝票だけをお取りください、とありました。え、っと思って取ろうとするとロボットは厨房へ帰っていきます。そのとき、ロボットに腕がぶつかりましたよ・・・ちょっと危険だし、全く味気ないな、と思いました。例えば出張で知らない町へいったときなど、給仕をする女性に「ここのおすすめはなんですか?」と聞いたりしてそこからご当地の話題などへ話が発展することもありますが、相手がロボット(AI)だとそうはいきません。なにが言いたいかというと、このAI革命の先に待っている世界というのはものすごく無機質で味気ない世界なのではないかということでした・・・反動的ですみません^^;;
(裏)梅雨らしい日が続きます。紫陽花はきれいですが、空気が重いです・・・・