Meta Combats Celebrity Scam Ads with Face Recognition Tech
Facebook and Instagram owner Meta said it is testing facial recognition technology to crack down on scam advertisements that fraudulently use celebrities.
■チェック
・combat ~に対抗する
・celebrity scam ad (=advertisement) 有名人詐欺広告
・face (=facial) recognition tech 顔認識技術
・crack down on ~を(厳しく)取り締まる
・fraudulently use ~を不正に利用する
■対訳
「メタ、顔認識技術で有名人詐欺広告に対抗」
Facebook と Instagram を運営するメタは、有名人を不正に利用した詐欺広告を取り締まるために顔認識技術をテストしていることを発表した。
■訳出のポイント
scam は
「詐欺」「ペテン」
あるいは
「悪徳商法」
を意味する口語。
タイトルでは
celebrity scam ad で
「有名人(を利用した)詐欺広告」
となっています。
ad は
advertisement 「広告」
の略として頻出なので、
しっかり押さえておきましょう。
この celebrity scam ad は
本文の末尾では、
scam advertisements that fraudulently use celebrities
「有名人を不正に利用した詐欺広告」と、
その説明されていますね。
fraudulently use ~ で
「~を不正に利用する」
という言い方になるわけです。
本文頭の
Facebook and Instagram owner Meta は
直訳すると
「Facebook と Instagram の所有者であるメタ」。
つまり、
「Facebook と Instagram の親会社であるメタ」
ということですね。
やや意訳にはなりますが、対訳では
日本では一般的な
「Facebook と Instagram を運営するメタ」
という言い方を採用しています。
動詞 crack はもともと
「~をピシャリと打つ」「~を割る」などの意。
crack down on ~ で
「~をピシャリと打ちつける」→
「~を厳しく取り締まる」」「~に断固たる措置をとる」→
「~を弾圧する」
といった意味の成句になっています。
そこで、
it is testing facial recognition technology to crack down on scam advertisements
の部分は
「詐欺広告を取り締まるための顔認識技術をテストしている」
ということですね。
SNS 上で有名人や公人の顔写真を不正利用して詐欺サイトへ誘導する広告はずいぶん前から問題視されてきました。
今回、Facebook および Instagram を運営するメタは、有名人の画像を利用した不正広告を防ぐため、新たに顔認識技術をテストしているといいます。
初期のテストでは ”有効な結果” が得られたとしています。
顔認識技術を用いた管理システムで画像不正利用を検知した場合、その広告は直ちに削除されるということです。
■編集後記
日本ではホリエモンや前澤友作といった著名人が詐欺広告に使われてましたが、米国ですと仮想通貨投資を宣伝するためにイーロン・マスクが使われたり、サプリメント広告ではオプラ・ウィンフリーが使われたりと、これらの被害額も相当なものです。メタはこういった詐欺に対処できなかったとして訴えられ、いくつかの大きな訴訟を抱えている背景もあり、厳しい措置で対抗しているとの姿勢を打ち出す必要性に迫られているということでしょう。
(裏)インスタはストーリーズに投稿したりちょくちょく見てますがFacebookまじ使わなくなりました。