NASA Launches Europa Clipper Spacecraft
NASA’s Europa Clipper spacecraft blasted off from the Kennedy Space Center in Florida on Monday to explore Europa, one of Jupiter’s moons, to determine whether it has an environment capable of supporting life.
■チェック
・launch~を打ち上げる
・Europa Clipper エウロパ・クリッパー
・spacecraft 宇宙探査機
・blast off 飛び立つ
・Kennedy Space Center【米】ケネディ宇宙センター
・explore ~を探索する
・Jupiter’s moon 木星の衛星
・determine whether …かどうかを確認する
・environment 環境
・capable of supporting life 生命を維持できる
■対訳
「NASA 『エウロパ・クリッパー』探査機を打ち上げ」
NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙探査機『エウロパ・クリッパー』が月曜日、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。木星の衛星のひとつであるエウロパに生命を維持できる環境が存在するかどうかを確かめる。
■訳出のポイント
Europa はもともと
ギリシャ神話に登場する女性の名前。
地名の Europe 「ヨーロッパ」=「欧州」、
もそうですが、
1610年に Galileo が発見した
木星の第2衛星
Eeropa「エウロパ」も、
これにちなんで付けられた名前です。
このあたりは、本文では
Europa, one of Jupiter’s moons
「木星の衛星のひとつであるエウロパ」
と説明されていますね。
そして、
Europa Clipper
「エウロパ・クリッパー」は、
NASA(=アメリカ航空宇宙局)が木星の衛星エウロパに向けて、今回打ち上げた大型探査機の名前です。
Europa Clipper spacecraft で
「宇宙探査機『エウロパ・クリッパー』」
ということですね。
determine は
「決心する」「決意する」
という動詞。
物事を「決定する」「判定する」「判断する」
という意味合いでもよく使われます。
determine whether … で
「…かどうかを判断する」→
「…かどうかを確認する」「…かどうか調べる(そして決定する)」
という言い方になります。
そこで、
本文末尾の to determine whether … 以下は
「それ(=エウロパ)が生命を維持することができる環境を持っているかどうかを確認するために」→
「(エウロパに)生命を維持できる環境が存在するかどうかを確かめるために」。
(be) capable of ~ は
「~の能力がある」「~ができる」、
support life が
「生命を維持する」
という言い方なので、
an environment (which is) capable of supporting life で
「生命を維持できる環境」
というわけですね。
木星の衛星エウロパは月よりもやや小さく、表面が氷に覆われていますが、これまでの観測でその下には、生命維持の鍵となる液体の水が存在している可能性が指摘されています。
今回 NASA が打ち上げたエウロパ・クリッパーは、6年かけてエウロパに達する予定。
その後、搭載している観測機器を用いて、エウロパの表面の氷の下にどのような物質があるか。などを調査するという計画となっています。
■編集後記
今回打ち上げられたエウロパ・クリッパーが目的の木星近辺に到着するのは6年後の2030年とのこと。宇宙探索計画は長期戦であり、その準備の過程を含めるとどれだけの時間、人材、投資などが注ぎ込まれているのか・・・想像しがたいものがあります。6年後にはるか遠いエウロパから映像や分析結果が届くことを楽しみにしたいですね。
毎日1分!英字新聞のYouTube版
平日毎日更新しています!
(裏)別荘のスマホの電波が弱いなーと思ったらソフトバンクのホームアンテナの提供が終わっていた。