Wildfire Continues in Ofunato, Northeastern Japan
Firefighters and the Self-Defense Force are tackling a wildfire that broke out in Ofunato City, northeastern Japan, on Wednesday afternoon. At least 84 houses have reportedly been damaged.
■チェック
・wildfire 山火事、山林火災
・firefighters 消防士ら → 消防隊、消防
・Self-Defense Force 【日本】自衛隊
・tackle ~に取り組む、対処する
・break out 突然起きる、発生する
・reportedly 報道によると
・be damaged 被害を受ける
■対訳
「日本、東北の大船渡市で山林火災が続く」
水曜日午後に日本の東北地方・大船渡市で発生した山林火災で、消防および自衛隊が消火活動を行っている。少なくとも84棟の住宅が被害を受けたと報じられている。
■訳出のポイント
wildfire は
「山火事」「自然火災」。
山や森林、草原などで自然発生する、ときに広範囲に広がる火事を指します。
「山林火災」
と訳されることも多いですね。
tackle の語源は
「道具」を意味する古英語 tacel。
もともとは
「道具」「装具」「用具」
を意味する名詞で、
ここから発展して
「問題に取り組むための道具を使う」→
「(問題など)に取り組む・対処する」
という動詞として使われるようになっています。
今日の場合は
are tackling a wildfire で
「山林火災に対処している」→
「山林火災の消火活動を行っている」
ということですね。
そして、続く that 以下は
a wildfire を説明する文節なので、
「水曜日午後に日本の東北地方の大船渡市で発生した(山林火災)」
となるわけです。
ちなみに
break out は
「(突然)発生する」「起きる」
という成句です。
戦争、火事、病気、暴動など、急に発生する出来事について、よく使われる表現なので、しっかり確認しておいてください。
reportedly は
「報道によると」「伝えられるところでは」
という副詞。
“確実ではないが、第三者の情報として伝えられている”
ことを表す語で、ニュースなど報道、あるいは噂を伝えるときに用いられる単語です。
そこで、第2文は
「報道によると、少なくとも84棟の住宅が被害を受けた」→
「少なくとも84棟の住宅が被害を受けたと報じられている」
となっています。
2月19日以降、2件の山林火災が続いた岩手県大船渡市で、26日午後に新たな山林火災が発生。
27日午後までに、600ha 以上を焼き、少なくとも84棟の建物に被害が出ているとみられています。
現場では消防による消火活動が夜通し続けられているほか、27日朝からは自衛隊などのヘリコプター9機による放水も行われているということです。
■編集後記
米ロサンゼルスの山火事が、まさに対岸の火事ではなくなってしまった感じですね。。。
国土の約7割が森林である日本では、2018年から22年までの5年間の平均で、年間約1300件の山火事が発生しているそうです。そして、そのうち約7割が冬から春(1月〜5月)に発生しているとのこと。山火事は原因が特定されないことが多いとはいえ、ほとんどの場合が火の不始末だと言われます。空気が乾燥するこの季節・・・注意が必要ですね。
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(裏)長岡で朝ウォーキング、雪が残る日陰とかめちゃ滑って焦りました。