More Americans Identify as LGBTQ+
The proportion of U.S. adults who identify as LGBTQ+ has nearly doubled, rising from 3.5% of the population in 2012 to 7.1% in 2021, a new poll revealed.
■チェック
・identify as ~だとみなす、認識する
・LGBTQ+ LGBTQ+、性的マイノリティー
・proportion 割合、比率
・adult 大人、成人
・nearly double ほぼ2倍になる、ほぼ倍増する
・rise from A to B A から B へと上がる、増える
・poll 世論調査
・reveal ~を明らかにする
■対訳
「米、LGBTQ+ と認識する人が増加」
新たな世論調査によると、自らをLGBTQ+と認識する米国成人の割合は、2012年の人口比3.5%から2021年には7.1%へとほぼ倍増したことが明らかになった。
■訳出のポイント
LGBTQ は
L = lesbian
G = gay
B = bisexual
T = transgender
Q = queer/questioning
の略で、
さまざまな性的指向や性自認によるセクシャリティの分類を表す表現。
最近は、これらの他にも存在するセクシャリティを包括的に表現するために [+] を加えて
LGBTQ+
が一般的になってきています。
日本語では
「性的少数派」「性的マイナリティー」「セクシャル・マイナリティ」
などの訳語も使われますが、
LGBTQ+
をそのまま使うケースが増えていますね。
国際的な流れをそのまま取り入れるという意識もありますし、今日の対訳でもこちらを採用しています。
identify as ~ は
「~だとみなす」「~だと認識する」「~だと認定する」。
本記事では、
自分の性自認やアイデンティティを示すときに
「自分を~と認識する」
という意味で登場しています。
最近では、
LGBTQ 関連の文脈でよく使われ、
日本語では
「~だと自認する」
という表現が当てられることもありますね。
double はもともとは
大きさ、数、量、価値などが「2倍の」「倍の」
という形容詞。
ここから、
「2倍になる」「倍増する」
という動詞にもなっています。
そこで、
nearly double は
「ほぼ2倍になる」「ほぼ倍増する」
ということですね。
reveal は
【re-(離す)+ -veal(覆い)】
という成り立ちの語。
すなわち、
「覆いを離す」→「覆いを取り外す」→
知られていないことを「明らかにする」
という意味の動詞です。
本文末尾の
a new poll revealed は
先行部分全てを受けています。
つまり、
「(自らをLGBTQ+と認識する米国成人の割合は、2012年の人口比3.5%から2021年には7.1%へとほぼ倍増したことを)新しい世論調査が明らかにした」→
「(・・・ことが)新たな世論調査で明らかになった」
というわけですね。
米の民間調査機関 Gallup が行った世論調査で、自分を LGBTQ+ と認識する人が、2012年から2021年の10年間で倍増したことが明らかになりました。
若い世代ほどその割合は高くなっており、Z世代では5人に1人が LGBTQ+ と自認していると回答したそうです。
■編集後記
Q (Queer) 「クィア」は、もともと英語で「奇妙な」「変わった」という意味でしたが、現在では性的指向や性自認が従来の枠に当てはまらない人々を包括する言葉として使われています。Q (Questioning)は、自分の性的指向や性自認についてまだはっきりと決めていない、または探している途中の人々を指します。+ (プラス)は、LGBTQに含まれない他の性的指向を包括するための記号です。
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(裏)長岡、道路脇の残雪が大寒波の痕跡を痛々しく示しています。交差点とか視界が限られますね。